スカンジナヴィア航空(SK)の新しいグループ会社
スターアライアンス加盟航空会社であるスカンジナヴィア航空(SK)は、2つの新しいグループ会社を立ち上げます。
この2つの航空会社は、いずれもSASブランドで運航され、販売方法に違いはありません。
ですが、この2つの航空会社は別々の会社であり、別々の運航証明書を持つことになります。
これはどういう意味を持つのでしょうか。
少し調べてみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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新しい2つのグループ会社
SKは、新しいグループ会社を2つ設立しました。
・SAS Connect
SAS Connectは、SAS Irelandの名称を変更したもので、コペンハーゲン(CPH)に拠点をもつ航空会社です。
この航空会社は、エアバスA320neo機を使用した競争力のあるレジャー路線に焦点を当てたLCCとなります。
・SAS Link
2022年半ばからエンブラエルE-195ジェットを使用します。これは物資輸送用航空会社となります。
SAS ConnectとSAS Linkの違いはそのブランドからはわかりませんが、SAS Irelandのリブランディングは混乱を避けるためのものです。
SKのグループ会社の設立は、外部からの批判もあるようです。
少なくとも、労働組合は、現在の世界的な需要減のため休職を選んだ多くの従業員を取り戻すことを避けるために行われていると考えているようですし、少なくとも従業員の賃金や雇用条件をマイナスの方向に押し進めるために行われている、との指摘があります。
SKは最近、さまざまな事業(SASデンマーク、SASノルウェー、SASスウェーデン、SASインターコンチネンタル)を1つの統一された航空会社に統合し、「SASコミューター」をメインキャリアに統合しました。
現在は再び分離しており、完全所有の「コミューター」事業はSAS Linkのようです。
しかし、これらの航空会社の便はすべてSKブランドで販売されるため、スターアライアンス内での利用が可能となるはずです。
まとめ
最近、SKの長距離線に搭乗しました。
機内の内装は北欧デザイン、食事もそれなりに美味しかったんですが、あとは、エアバス A350に搭乗できればもう満足。
なんというか、虜にするような何かが足りないんですよね。
今回の新会社設立のように、コストカットに躍起になっている会社の姿勢が見え隠れして、搭乗してもワクワクしません。
特に、スターアライアンスメンバー全般に言えることなんですが・・・。
まぁ、アライアンスのリーダーが節約をよしとするドイツの会社なので、しょうがないといえばしょうがないのですが。
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