ユナイテッド航空(UA)が2027年に向けて新規10都市への就航という、同社史上最大の国際線拡大を発表しました。
沖縄(OKA)、トゥールーズ(TLS)、ルクセンブルク(LUX)、リュブリャナ(LJU)、オルビア(OLB)、カターニア(CTA)、イビサ(IBZ)、バレンシア(VLC)、マルセイユ(MRS)、テルセイラ島(TER)です。
さらに、ロサンゼルス(LAX) – 関西(KIX)、デンバー(DEN) – パリ(CDG)、ワシントン・ダレス(IAD) – ミラノ・マルペンサ(MXP)の新路線を追加し、サンフランシスコ(SFO) – テルアビブ(TLV)線も復活させます。
長年の期待を経て、UAは新造 Airbus A321XLR の初期投入先も明らかにしました。
2026/12/1にIAD発アムステルダム(AMS)行きとダブリン(DUB)行きで国際線デビューし、2027年にはLUX, TLS, IBZ, VLC, MRSへと展開します。
発表全体はかなり手広いものですが、ハブと機材で切り分けると、その組み立ての論理が見えてきます。
拡大の大半を担うのはニューアーク(EWR)であり、A321XLRは大型ワイドボディでは支えにくい薄い欧州市場を開拓する役回りです。
UAの新路線
新路線の大半を引き受けるのはEWRです。
2027/4/2にLUXへのA321XLR デイリー便が始まり、2027/5/12には B767-400ER によるLJUへの週4便が続きます。
2027/5/27にはB767-300ER によるOLBへの週3便が開始。
翌28日にはCTAが週4便で加わります。
EWR以外では、SFO – OKA線が2027/3/27にB777-200ERの週3便で開設され、翌28日にはSFO – TLV線が復活します。
DLを追ってオルビアとカターニアへ
新規就航のうち2都市は、デルタ航空(DL)への狙いすました応手に見えます。
DLは2025年にニューヨーク(JFK) – CTA、2026年にJFK – OLBを開設し、両イタリア島嶼市場に先着していました。
UAは2027年、767-300ER を使ってEWRから両都市に挑み、アメリカからのノンストップ便がなかった目的地をめぐって、ニューヨーク圏をまたぐ直接対決が生まれます。
プレミアム偏重のキャビンと、航続距離の但し書き
UAはニューアークで「Born to Explore」と銘打った A321XLR も披露しました。
座席数は約150席で、Airbus が標準とする2クラス180〜220席を大きく下回ります。
プレミアム32席の内訳は、プライバシードア付き Polaris スイート20席と Premium Plus リクライナー12席。
キャビンには 4K OLED スクリーン、Bluetooth 接続、MileagePlus 会員向け無料 Starlink Wi-Fi が備わります。
ユナイテッドの XLR は化粧室4か所と大型ギャレーを備え、エコノミー1列を取り払ってスナックバーを設置しました。
さらにこの機材には、UAの最新の工夫——中央席を空席のままにする Economy Plus の列——が導入されています。
1人の乗客に大西洋横断の間じゅう両側のひじ掛けの攻防を強いる代わりに、ひじの余裕と共用テーブルを生み出す発想です。
UAの初期路線計画は概ね8時間以内の大西洋区間を優先していますが、機材自体はより長い乗務にも対応できます。
まとめ
A321 XLRはまず2026年9月にアメリカ国内線で飛び始め、2027年には新たな XLR 就航先5都市が続きます。
OKAにもUAがやってくるんですね。
自分は乗ることはできませんが、UAの以遠権フライトがA321 LXRに置き換わったら搭乗を少しだけ検討してみようと思います。
