インド国内線をリードするヴィスタラ(UK)
あなたは、インドへよく行かれますか?
インドへ行く場合、インド国内のフライトはどうしていますか?
インドには、
・エアインディア(AI)
・Indigo(6E)
・GoAir(G8)
・スパイスジェット(SG)
などの航空会社がありますが、その中でもひときわ輝きを放っているのが、ヴィスタラ(UK)。
酷いサービスや遅れが当たり前のインド国内線において、サービスの良さを売りにしているUKはインド国内の顧客満足度No.1の航空会社となっています。
いったいUKはインドで何をしたのか?に迫ってみたいと思います。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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UKについて少し
UKは2013年、インドのタタ財閥とシンガポール航空(SQ)の出資により設立された航空会社で、2015年から運航を開始している航空会社です。
マイレージプログラムはSQやワンワールド各社との提携を行っています。
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)がインドのヴィスタラ(UK)と提携開始
UKはLCCではなくあくまでフルサービスキャリアとして運航を続けています。
UKはどんなサービスを展開してきたのか
まずUKは、インド国内においてプレミアムエコノミークラスを導入しました。
インド国内においてプレミアムエコノミークラスを導入したのはUKが初めてで、このプレミアムエコノミークラスが好調なためどんどん業績を伸ばしています。
座席は、こんな感じ。
普通のエコノミークラスのシートのような氣もしますが、これでもインド国内線においては革新的なものだったようです。
そして、食事。
シンガポール航空(SQ)やカタール航空(QR)の機内も提供しているTajSATSによって作られた機内食を提供しています。
国内線に、国際線のようなグレード・サービスを導入したわけですね。
そして、ジェット・エアウェイズ(9W)の経営破綻も追い風となりました。
9Wの顧客だった人たちを奪うような形で、シンガポール(SIN)やバンコク(BKK)、ドバイ(DXB)と言った都市にも就航をしています。
UKのこれから
UKはボーイング B787-9 Dreamliner機材を6機発注し、近々受領予定となっています。
JLとも提携を行っているので、日本を含めた東アジアやオセアニア、そして北米にも展開をしてくることでしょう。
一方で、食事なし、預け入れ手荷物なしのいわゆるベーシックエコノミー的な運賃も導入し、顧客の細かなニーズにも応えています。
まとめ
UKは特別すごいことをしてきた訳ではありません。
AIは言うに及ばず、他のインド航空会社も行ってこなかった「当たり前のことを当たり前にやる」という姿勢が、インド国内の顧客のハートを掴んだようです。
親会社がSQということも、大いに理由があるでしょう。
デリーには自社のラウンジがあるようなので、自分ももしインド国内線に乗る機会があった場合には積極的にUKを利用しようかなと思います。SQマイレージも獲得できるようですし 🙂
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