スイスインターナショナルエアラインズ(LX)がチューリッヒ(ZRH)にプレミアムキャビン用のターミナルを建設中

ファーストクラスやビジネスクラスのプレミアム乗客、そして頻繁に飛行機を利用する旅人は、地上での迅速な手続きを重視することが多いです。
そのため、多くの空港では、チェックインから保安検査を経てラウンジへとスムーズに移動できるよう、専用エリアや効率的なプロセスを導入しています。
スイスインターナショナルエアラインズ(LX)はチューリッヒ(ZRH)で新たに、2027年にファーストクラスおよびビジネスクラスの乗客、さらにHONサークルおよびセネター会員向けの専用プレミアムターミナルを建設する予定です。
これは楽しみですね。
新ターミナルの概要
この構想は、LXのCEOがメディアとの会談で初めて明らかにしたもので、フランクフルト(FRA)のルフトハンザ(LH)ファーストクラスターミナルを彷彿とさせるものです。
ZRHの施設はそれよりも大規模になる予定だそうです。
LXがZRHで直面する課題は、1986年に開業した「ドックA」の大規模改修です。
このターミナルはすでに時代遅れとなっており、今後数年をかけて全面的にリニューアルされる予定です。
ですが、この施設にはLXおよび提携航空会社のヨーロッパ便の大部分が発着する17の搭乗ゲートと16のバスゲートがあり、ファーストクラスラウンジA、アルパインラウンジ、ビジネスクラス&セネターラウンジといった主要ラウンジも併設されています。
この改修工事には数年を要し、ZRHでは新ターミナルの再開が2033年になると見込まれています。
そのため、LXは現在のターミナルの隣に独自のプレミアム施設を建設することを決定し、2027年の稼働を目指しています。
この新施設には、ファースト&ビジネスクラス専用のチェックインカウンター、保安検査場、そしてファーストクラス、セネター、ビジネスクラス向けのラウンジが設けられる予定です。
LXはこの新たな施設について詳細をまだ多くは明かしていませんが、単なる一時的な措置ではなく、長期にわたる新しいプレミアムサービスの一環として位置づけています。
LXはZRHからこの施設を「スケルトン(未完成)状態」で賃貸し、自社で内装を施し、従来のラウンジの要素と新しいコンセプトを組み合わせた空間を作り上げる予定です。
新プレミアムターミナルは、計画通り2027年から2033年まで運用されると見込まれており、7年間にわたる長期プロジェクトとなるため、大規模な投資も十分に見合うものとなるでしょう。
この施設では、ファーストクラス乗客には専用リムジン、ビジネスクラス乗客にはバスを用意し、ターミナルから直接飛行機へ送迎するサービスも提供される予定です。
まとめ
この新ターミナルへのアクセス方法や、エコノミークラスの乗客およびプレミアムターミナルにアクセスできないステータス会員がどのように対応されるのかは、今後注目です。
通常のスターアライアンスゴールドステータスでは、利用できないかもしれません。
LXが好きな自分としては、Miles & Moreのステータスを取っておいてよかった、と思っています。
まずは、既存のターミナルを利用したLXファーストクラスに搭乗して予習しておきましょうかね。