IHG は、ロンドンの1軒と香港の1軒を Vignette Collection に加える契約を締結したと発表しました。
両ホテルとも独立系としてすでに確固たる地位を築いてお、2026年内に IHG へ加わる予定です。
加わるホテル
Vignette Collection は IHG 初の「コレクションブランド」で、Six Senses、Regent、InterContinental、Kimpton、Hotel Indigo と並ぶ同社のラグジュアリー&ライフスタイルポートフォリオの一角を占めています。
ブランドの立ち上げは2021年。執筆時点で17か国38軒が開業しており、さらに46軒がパイプラインに控えています。
The Hari London
The Hari London は客室数85室、ベルグレイヴィアに位置し、ナイツブリッジ、スローンストリート、ハイドパークまで徒歩圏内です。
ロンドンでこれ以上高級なエリアは無いと言われるほど。
エントリーレベルの客室は250平方フィート(23㎡)、スイートは365平方フィート(34㎡)からです。
これは小さく、同ホテルの「最安」カテゴリーの客室と比べても、広さの面で大きなステップアップとは言い難い数字です。
ホテルのウェブサイトによれば、館内には2つのバー・レストランがあります。
Il Pampero——朝食と終日ダイニングを提供するイタリアンバー&レストラン。アラカルトとセットメニューの両方を用意。
The Hari Bar & Garden Terrace——ホテル曰く「くつろいだ終日ダイニング、熟練の技で仕上げるカクテル、探索する価値のあるワインリスト」。メニューはチケッティ(ヴェネツィア風小皿)に加え、バーガー、クラブサンドイッチ、ピザ、デザートといったバーの定番をカバー。
ウェルネス面では、有酸素・筋力トレーニング機器を備えた24時間営業のジムがあり、ハイドパークやチェルシー、ベルグレイヴィア周辺の街路を巡るジョギングルートも案内しています。The Hari London によれば、ホテル近隣のロンドンのビューティー・ウェルネスクリニック数軒とも提携しているとのことです。
The Hari London はすでに IHG.com に掲載されていますが、2026/8/19時点では予約可能な日程はまだありません。
The Hari Hong Kong
The Hari Hong Kong は香港島の湾仔(ワンチャイ)、銅鑼湾(コーズウェイベイ)と金鐘(アドミラルティ)の間に位置します。
客室・スイート数は210室で、ロンドンの姉妹ホテルよりかなり大規模です。
こちらのエントリーレベル客室は269平方フィート(25㎡)、スイートは830平方フィート(77㎡)からという堂々たる広さで、この点でも香港の方がロンドンを上回ります。
飲食施設は4か所です。
Lucciola Restaurant & Bar——イタリアン。ホテル曰く「シンプルで本格的な伝統イタリア料理にモダンなひねりを加えた」もので、各種プロモーションやセットメニューあり。
Zoku——日本食。斜めに配されたブース席のフォーマルなダイニングエリアと、バーラウンジ席に分かれた構成。
The Lounge——ホテル曰く「くつろげる空間で、ビジネスミーティングにも、軽めのランチにも、あるいはただ腰を下ろしてカクテル片手にゆったり過ごすにも理想的な環境」。
The Terrace——Zoku と繋がるルーフトップバー。スナックを提供し、湾仔を見渡すパノラマビューが楽しめます。
フィットネスセンターやスパについてはホテルのウェブサイトのどこにも記載がありませんが、だからといって存在しないとは限りません。
The Hari Hong Kong は IHG.com に掲載されていないため、IHG 経由で先に予約可能になるのはロンドンの方かもしれません。
まとめ
Hari 2軒の IHG 加入のニュースと併せて、324室の Holiday Inn Singapore Orchard City Centre(この2軒の Hari と同じオーナーが所有)が、2027年中の非公表の時期までに Hari Singapore, Vignette Collection へ転換されることも明らかになりました。
IHG によれば、この Holiday Inn は現在「大規模な変貌」の途上にあり、The Hari London と The Hari Hong Kong の両方を手がけたイギリス人デザイナーの Tara Bernerd がデザインを統括しています。
注目すべきは、「大規模な変貌」にもかかわらず、IHG.com では現在も予約カレンダーの最終日まで Holiday Inn として客室を販売し続けており、サイト上の名称変更もまだ行われていない点です。
つまり、工事はホテルを営業したまま進められているということです。
ホテル自身のウェブサイトにはこうあります。
「ゲストの快適性と体験の向上に継続的に取り組む一環として、当ホテルは段階的な改修を行っております。改装のため、スイミングプールは2026年7月25日から10月30日まで一時閉鎖となりますのでご了承ください。その他のホテル施設は通常どおり営業いたします。」
今後数か月のうちにこのホテルの予約を考えているなら、1つないし複数のフロアで工事が続いている可能性があることを頭に入れておいてください。
