IHG Hotels & Resortsは、長期パートナーである GCP Hospitality(Gaw Capital Group=基滙資本傘下のホテル運営プラットフォーム)との間で、京都の14ホテル・計1,063室を対象とするポートフォリオ契約を締結したと発表しました。
日本における近年最大級のホテルコンバージョン案件のひとつであり、既存ホテルの看板を一斉に掛け替える大型契約です。
内訳は、ミッドスケール・コンバージョンブランドのガーナーが12軒、Holiday Inn Expressが1軒、そして未発表ブランドが1軒。
対象ホテルはいずれも開業済みで、現在は「HOTEL M’s EST KYOTO STATION SOUTH」「Hotel Glad One Kyoto Shichijo by M’s」など、京都のビジネスホテルチェーン M’s 系列の名称で運営されています。
M’s Hotels のサイトには15軒が掲載されているため、そのうち14軒が改装・リブランドを経て、今後12か月かけて段階的に IHG のシステムへ加わる計算です。
ガーナーは2023年8月のローンチ以来、IHG 史上最速のペースでグローバル展開が進むブランドで、先ごろ開業100軒に到達したばかり。
日本では大阪で導入され、今回が本格拡大の第2弾となります。
また本件は、Holiday Inn Express Osaka City Centre – Midosuji、Holiday Inn Express Sapporo Susukino に続く、日本で3軒目となる Holiday Inn Express の調印でもあります。
京都には現在、Six Senses Kyoto、ANA Crowne Plaza Kyoto、Holiday Inn Kyoto Gojo、Garner Hotel Kyoto Shijo Karasuma と、ラグジュアリー&ライフスタイルからプレミアム、エッセンシャルズまで IHG の各ブランドがすでに揃っており、今回の拡大により、同社は京都最大級の国際ホテル企業の一角に躍り出ることになります。
対象14軒は京都駅周辺、四条、五条といった主要エリアに集中しており、交通ハブや主要な文化・観光名所へのアクセスも良好です。
まとめ
税込のベストフレキシブルレートは非常に手頃で、1泊JPY6,500程度の水準も見られたとのこと。宿泊費の高騰が続く京都で、国際チェーン傘下のリーズナブルな選択肢が一氣に14軒増える意味は小さくありません。
IHG One Rewards のポイント泊や上級会員修行の受け皿としても有力でしょう。
残る注目点は、14軒のうち1軒に予定されている「未発表ブランド」の正体です。
既存のノーブランドホテルがどのブランドを冠するのかは現時点で明かされておらず、続報が待たれます。
IHG は今回の契約を足がかりに、国際ブランドの空白地帯である日本のビジネスホテル市場でコンバージョン攻勢をさらに強める構えで、京都以外の都市でも同様の大型案件が続く可能性は十分にありそうです。
