エア・カナダ(AC)のAeroplanは、提携航空会社の多さ、比較的良心的な特典航空券の必要ポイント数、そして5,000ポイントでストップオーバーを追加できる点から、ポイントを使ううえで非常に有用なマイレージプログラムのひとつです。
また、Aeroplanは透明性が高く、公開されたアワードチャートがあるため、会員は特典航空券に必要なポイント数の目安を把握できます。
ですがAeroplanは、2026/6/1以降に予約される特典航空券について、新しい必要ポイント数を適用すると発表しました。
プログラム側は「値上げは軽々しく行うものではないが、コスト上昇により必要になる場合もある」と説明しています。少なくとも率直な説明であり、他の一部のスターアライアンス加盟航空会社のように“会員の声による改善”と称するよりは正直と言えるでしょう。
今回の変更は、固定制のパートナー航空会社特典に影響するほか、Air Canadaや一部パートナー便の変動制価格の基準にもなります(エア・カナダ、エミレーツ、エティハド、フライドバイ、ユナイテッドなどは変動制)。
変更内容
Aeroplanは「ゾーン+距離ベース」で必要ポイント数が決まります。主な変更は以下の通りです。
北米〜大西洋エリア
* 多くの距離帯で値上げ(特にビジネス・ファースト)
* 例:ビジネスクラス 70,000 → 75,000
* ファーストクラス 100,000 → 120,000 など
北米〜太平洋エリア
* 長距離ほど値上げ傾向
* 例:アジア方面ビジネス 87,500 → 102,500
大西洋域内(ヨーロッパ内など)
* 短距離ビジネスはむしろ値下げ
* 15,000 → 12,500
* 一方で長距離は値上げ傾向
太平洋域内(アジア・オセアニアなど)
* 距離帯によって増減あり
* 一部長距離は値下げ(例:55,000 → 50,000)
大西洋〜太平洋間
* ほぼ全面的に値上げ
* ビジネス・ファーストは特に大幅増
まとめ
今回の改定は、いわゆる「改悪」ではあるものの、業界全体で見ればそこまで極端ではありません。
航空会社間の精算コストや利用傾向の変化が影響しているのは事実です。
ただし利用パターンによって影響は異なります。
* 欧州内の短距離ビジネスクラス(〜1,000マイル)が値下げ
→ 15,000 → 12,500
* アメリカ〜アジアの超長距離ビジネス
→ 87,500 → 102,500(大幅増)
特に最後のパターンは、ヨーロッパ経由を含めて価値最大化できる人氣ルートだったため、影響は大きいです。
今回の変更は全体としては確実に改悪ですが、それでも総合的に見ればAeroplanは依然として非常に価値の高いプログラムであると言えます。
