アラスカ航空(AS)の特典航空券必要マイレージ数も変動制を導入開始
アラスカ航空(AS)は、2022/3/1から自社およびアメリカン航空(AA)の特典航空券予約において、必要マイレージ数を変動制とする「ダイナミックプライシング」を適用することを発表しました。
AS公式サイト上の注意書きによると、まずアメリカとカナダ内のフライトに限定されるようです。
既にエアリンガス(EI)やカタール航空(QR)のフライトなどにおいては採用されているようですが、ASがワンワールドに加盟したことで、従来からとてもお得に使えていた充実していた特典航空券のチャートが切り下げられるのではないかという噂が広まっています。
今回の発表は、ASの終わりの始まりなのでしょうか?
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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ASマイレージもそろそろおしまい?
ASマイレージは、自分もよく使う(使っていた)マイレージプログラムの一つです。
片道航空券の無料ストップオーバー、お得な必要マイレージ数、そして利用額ではなく実際に飛んだマイル数に基づいて加算される機能により、マイレージはより価値のあるものとなっています。
先日、ASのウェブサイトの国内線特典チャートに、「必要マイレージ数が需要に応じて変動する可能性がある」という一文が追加されました。
ASは、各パートナー会社ごとに個別にレートを設定しているチャートを持っています。
アラスカがワンワールドに加盟したとき、新しいワンワールドメンバーはどのように扱われるのかという疑問がありました。
これまでのところ、最近追加されたロイヤル・エア・モロッコ(AT)とロイヤル・ヨルダン航空(RJ)のフライトについては、必要マイレージ数は酷いものになっています。
先日お伝えしたマレーシア航空(MH)の必要マイレージ数も、酷いものでした。
アラスカ航空(AS)のマイレージで、マレーシア航空(MH)のフライトが予約できるようになりました
例えば、ニューヨーク(JFK)からカサブランカ(CMN)までのビジネスクラス片道航空券が100,000マイルもかかります。
一方、AAは57,500マイルです。
新しく加盟した航空会社に対しては、とても厳しい必要マイレージ数になっている傾向が強く出ています。
まとめ
ASがワンワールドに加盟して以来、希望が持てる変更は一度もありません。
かろうじて固定の必要マイレージ数を維持しているAAについても、いつかは変動制になるでしょう。
マイレージで予約するのと、有償で予約するのでほとんど差がなくなってしまったら、マイレージを貯める意味がなくなってしまいます。
歪みは是正されるのが世の常とはいえ、こちらもさらに抜け道を探さなければいけません。
マイレージは生き物ですね。
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