3月 3, 2026
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カンタス航空(QF)のマイレージプログラム ルールが変わります

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カンタス航空(QF)は、約40年ぶりとなる大規模なフリークエントフライヤープログラムの改定を発表しました。
 
これはステータスの獲得および維持条件に関する、これまでで最も重要な変更です。
 
より柔軟性を高め、ステータス認定を迅速化することを目的としており、特に長年要望の多かった「未使用ステータスクレジットの繰り越し」や「日常利用でのステータスクレジット獲得」が導入されます。
 
これらの変更は今年後半から段階的に実施され、2027年まで続く予定です。

1. ステータスクレジットの繰り越し

世界的に柔軟性の高いロイヤルティプログラムに倣い、QFはシルバー以上の会員を対象に、未使用ステータスクレジットの最大50%を翌会員年度へ繰り越せるようにします。
 
これは従来のロイヤルティボーナスに代わる恒久的な特典となります。
 
繰り越し上限は会員ランクごとに設定されています。
 
* シルバー(未使用分の最大25%) : 最大100ステータスクレジット
* ゴールド(未使用分の最大50%) : 最大350ステータスクレジット
* プラチナ(未使用分の最大50%) : 最大500ステータスクレジット

2. 地上利用でのステータスクレジット獲得

2025年の試験導入の成功を受け、地上利用によるステータスクレジット獲得が恒久化されます。
 
会員はQF提携クレジットカード、リテールパートナー、公共料金支払いなど10カテゴリーにおいて、年間最大140ステータスクレジットを獲得可能です。
 
重要なのは、これらのクレジットがライフタイムステータスの累計にも加算される点です。

3. ステータス到達基準の簡素化

これまでの「Attain(到達)」と「Retain(維持)」という二重基準は廃止されます。
 
2027年以降は、各ランクごとに単一のステータスクレジット基準が設定されます。
 
例えば、ゴールドステータスは新規取得でも更新でも、年間700ステータスクレジットが必要となります。

ライフタイム会員向けマイルストーンの拡充

すでにライフタイムゴールドを達成している会員向けに、さらなる上位特典への明確な道筋が用意されます。
 
ライフタイムゴールド基準を超えて10,000ステータスクレジットを獲得するごとに、プラチナステータス1年分が無償付与されます。
 
これらの無償プラチナ年度は最大5年分まで貯めておくことができ、好きなタイミングで利用可能です。

5. Points ClubおよびGreen Tierの終了

プログラムの複雑さを軽減するため、2026年後半からPoints ClubおよびGreen Tierのサブプログラムは終了します。
 
これらのプログラムで特に評価の高かった特典は、今後コアとなるフリークエントフライヤープログラムへ統合されます。
 
ただし、既存のPoints Club Plus会員への具体的な移行内容については、現時点では詳細が発表されていません。

6. デジタル体験の強化

早ければ2026年4月にも、qantas.comに新しい検索ツールが導入されます。
 
このツールにより、カンタスおよび30の提携航空会社のクラシック特典航空券の空席状況を、より効率的に検索できるようになります。
 
12か月分の空席状況を数秒で表示できるとしており、国際線のプレミアムキャビン特典航空券を狙う利用者にとって大きな改善となります。

まとめ

維持基準の引き下げ廃止は一部の会員にとってハードルが上がったように見えるかもしれません。
 
しかし、ステータスクレジットの繰り越しや地上利用での獲得が可能になることで、多くの利用者にとってステータス維持はむしろ容易になると考えられます。
 
今回の変更は、世界的なロイヤルティプログラムの潮流に合わせた現代的な転換であり、長期的に忠実な会員をより手厚く評価する内容となっています。

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Air miles · Qantas

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