往復よりも片道 X 2を予約した方がお得なブリティッシュ・エアウェイズ(BA) Aviosの使い方
AviosハンターのPAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のAviosは、高額な燃油サーチャージを徴収することで有名です。
今回は、この燃油サーチャージを少しでも安く抑えるための方法を紹介します。
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少し前に改善があった
BAは2015年に、主に近距離(片道7,500Aviosの範囲まで)のイギリス以外発のBAフライトを対象に、燃油サーチャージ(YQ)の手数料をJPY0に改定しました。
燃油サーチャージを徴収しなくなったんですね。
というか、燃油サーチャージを0円にする代わりに、通常の運賃を値上げしたんです。
TAXコードについて
このYQというのは、燃油サーチャージを表す「TAXコード」といわれるものです。
eチケットを開いて、運賃詳細に記載されているTAX詳細を見ないと、わからないと思います。
JPY2500SW / JPY21440YQ / JPY2950XT
とかの、SW, YQ, XTなどの記載です。
自分のようなマニアックな人間でないと、TAX詳細のコードまでは見ないと思います^^;
ちなみに、世界各国のTAXコード一覧をまとめたページもあったりします。
それぞれのコードの意味(どういう税金・徴収項目か)が国毎にまとめてあります。
自分はこういうのが大好物だったりするのですが、ご興味のある方は、こちらからどうぞ・・・^^;
https://www.infini-linx.com/OtherInfo/zei/index.html
見た目はわかりにくいが・・・
話を元に戻します。
上記のようなわかりにくい変更なので、普通に航空券を予約しただけでは気付きにくいと思います。
見た目は変わらないように思いますが、これが特典航空券予約の場合には大きな改善となっているんです。
特典航空券の場合は必要Avios数は変わっていないので、単純にYQの金額が減額されるようになりました。
数千円の違いではありますが、改善ですよね。
安くなる例をいくつか
具体例をいくつか見てみましょう。
LHR-LUX
まずは自分が好きなルクセンブルク(LUX)。
往復で予約をしようとすると、
8,000Avios + JPY4,400
かかります。
次に、片道ずつに分けて見てみます。
まずは、LHR – LUXです。
Avios4,000 + JPY2,200
で、単純に往復の1/2です。
次に、LUX – LHRを見てみましょう。
わずか
4,000Avios + JPY462
になっていますね!
往路復路を別々に予約するだけで、約JPY1,700の節約になります。
LHR-ARN
もう一つ、自分が気になっているスウェーデンのストックホルム(ARN)。
往復だと、13,000Avios + JPY4,400かかります。
次に、片道のLHR – ARNです。
6,500Avios + JPY2,200です。1/2ですね。
続いて、ARN – LHRの片道。
燃油サーチャージがJPY2,014になっています!^^;
こんな感じで、イギリス以外発のフライトは、少し節約することができるんですね。
近距離だけでなく、中・長距離についても念のためチェックした方がいいかもしれませんね。
例外もある
ただし、例外もあります。
香港(HKG)発の便は往復で取った方が安いです。
これは、
「香港を出発するフライトに関しては、燃油サーチャージを徴収してはいけない」
という法律があるからです。
燃油サーチャージを徴収すると、違法になってしまうんですね。
具体的に説明をしましょう。
BAフライトの HKG – LHR
まずは、HKG – LHRの片道の諸税です。
燃油サーチャージがかからない分、諸税が安くなっています。
そして、LHR – HKGの片道です。
LHR発は、バカ高い諸税を徴収されてしまいます。
これに対して、往復の旅程となると、諸税はこのようになります。
香港発の往復だと、片道とは違い諸税の計算が変わってきて、JPY15,000くらい安く予約をすることができるんですね。
まとめ
BAの往復特典航空券を予約する際は、片道と往復両方の燃油サーチャージ額をチェックするべきかと思います。
また、時期や方面によってイベリア航空(IB)で特典航空券を取得した方が、燃油サーチャージが安い場合もあります。
その都度調べる必要がありますが、手間をかけるだけの価値はあると思いますよ。
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