主要な航空会社には、ホテルやレンタカーの予約でボーナスマイルを獲得できるポータルサイトがあります。
　
デルタ航空(DL)も、ホテルやレンタカーの予約でマイレージを獲得できますが、期間限定でホテルやレンタカーを予約すると、ボーナスマイルの獲得に加えて、利用金額USD1につき1メダリオン資格取得ドル(MQD)を提供しています。
　
DLのステータスはアメックスのクレジットカードで、という方がほとんどだと思いますが、プラチナステータス以上を目指されたい方のためにお伝えします。
　
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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キャンペーン概要

今回のキャンペーン概要は以下の通りです。
　
・2023/3/31までにホテルやレンタカーを、
　
・2023/2/27～9/4の間の利用で予約すると、
　
・ホテルやレンタカーの基本料金(税金や手数料などの支払い前)に対して、USD1につき1MQDを獲得できる
　
というものです。
　
対象のサイトはこちら。
　
https://www.travelextras-delta.com
　
また、使用するアカウントとクレジットカードが同一人物であり、姓と名が一致することが必要です。
　
MQDがアカウントに反映されるには、アクティビティ終了後、最大8週間かかります。
　
DLのステータスは、メダリオン資格取得ドル(MQD)とメダリオン資格取得マイル(MQM)またはメダリオン資格取得セグメント(MQS)を組み合わせて獲得するものです。
　
ホテルやレンタカーの予約でマイレージやステータスを獲得できるのは魅力的に聞こえるかもしれませんが、そうすることで別の費用が発生することを念頭に置いておくことが重要です。
　
例えば、ホテルの場合、この方法で予約してもホテルポイントは貯まりませんし、上級会員の特典も通常受けられません。
　
さらに、他の場所でより良い料金を見つけることができる場合もあります。

デルタ航空(DL)はアメリカン航空(AA)に追随するのか

このプロモーション単独では、そこまでMQDを貯めることはできないでしょう。
　
ですがそれよりも興味深いのは、この類のキャンペーンをDLが行った、ということです。
　
アメリカン航空(AA)が既に、フライト以外の決済がステータス獲得の対象となるようにしているので、DLもこの流れに追随するのではないか？と思われるからです。
　
クレジットカードで上級会員ステータスを獲得できるようにしたのはDLが先駆者ですが、飛行機に乗らない手段でのステータス獲得に関しては、AAが2022年にロイヤリティポイントシステムを導入して、DLに先んじんています。
　
ロイヤリティポイントでは、利用条件やエリートマイルという概念がなくなり、ほとんどのソースから獲得したマイレージがステータス獲得の対象となるプログラムになりました。
　
DLが追随するかどうかはわかりませんが、ホテルやレンタカーで上級会員の資格を得るための長期的な方法を考えているのかもしれません。
　

まとめ

このプロモーションはテストとして実施され、より恒久的なものへの第一歩となる可能性があります。
　
そして、この流れは日本の航空会社も追随するでしょう。
　
全日空(NH)は既に、フライト以外でのプレミアムポイント獲得を一部実施しており、2024年にルールが変更となる日本航空(JL)についてもこの考え方が一部取り入れられる可能性は非常に高いです。
　
マイレージや上級会員のルールは常に変わり続けます。
　
変わるものを追いかけて、より効率的にステータスを獲得できるよう、日々アンテナを張って情報を拾い続けたいと思います。