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エミレーツ航空(EK)の空港移転計画

エミレーツ航空(EK)の空港移転計画

エミレーツ航空(EK)と言えばドバイの航空会社で、ドバイ空港(DXB)を本拠地としています。
 
自分も、この空港は何度も利用していますが、訪れる度に「手狭なんじゃないかなぁ」と思っています。
 
利用客の多さの割には通路が狭く、今となっては前近代的な空港になってしまった氣さえします。
 
ですが今、ドバイの砂漠の奥深くで、あるメガプロジェクトが展開されています。
 
ドバイ・ワールド・セントラルと呼ばれるアル・マクトゥーム国際空港(DWC)は、10年以上前から建設が進められています。
 
そしてEKはいつか、この空港に移転する計画があるようです。
 
その計画を少し追ってみました。
 
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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DWCの今

建設が進められているDWCは当初、2017年に本格的に運用を開始する予定でした。
 
ですが、主要ターミナルの工事は進んでいるものの、完成にはほど遠い状態です。
 
現在の予想では、2027年には完全に稼動すると考えられていますが、このプロジェクトは現在、「保留」とされています。
 
ただ、EKのCEOもDWCへの移転を考えているようです。

空港として既に機能している

アル・マクトゥーム国際空港(DWC)は、2021年現在既に旅客便と貨物便を受け入れ、2年に1度のドバイ・エアショーを開催するなど、すでに機能している空港です。
 
しかし、ドバイ政府はこの空港にもっと大きな計画を持っています。
 
この空港は、ドバイ国際空港(DXB)とアブダビ空港(AUH)の中間地点に位置しており、いつかはドバイのメイン空港になることを目指しています。 
 
もちろん、DXBに比べればはるかに街から離れています。
 
しかし、DWCにはスペースという大きな利点があります。
 
DXBはもう、拡張は無理なのに対し、DWCには拡張用のスペースが十分に確保されています。
 
この空港の総費用は約820億ドルと見積もられています。
 
2010年に正式に開港したこの空港は、2019年には160万人以上の乗客を取り扱っていました。
 
これは、ドバイの主要空港の一部が閉鎖され、一部のフライトを迂回させたことによるものです。
 
しかし、完成すれば約2億6千万人の旅客に対応可能です。
 
施設全体は単なる空港ではなく、EKのトレーニングスクールや難民キャンプなどの追加施設も併設される予定です。

A380はどうなるのか?

DWCはもともと、エアバス A380の運用を前提にして計画されました。
 
しかし、EKは現在、A380をあと15年くらい運用することしか考えていません。
 
空港の完成までに7年かかるとすると、EKがA380の施設を必要とするのは約7年ということになります。
 
そのため、3つのジェットブリッジを持つゲートなど、空港のデザインの一部を微調整する必要があります。

これからは、B787やA350が主力機材となっていくでしょう。

まとめ

EKの空港移転は現実的には、A380の運用が完全に終わってからではないかなぁと思っています。
 
現状の需要減により、当面は空港の手狭な感じはなくなるでしょう。
 
もっとも、先日DXBを利用した際のラウンジには結構人がいましたが・・・。
 
EKのDWCへの移転はいつ頃になると思いますか?

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