エミレーツ航空(EK)は、改装されたボーイング B777機を導入する次の2つの路線を発表しました。
　
この機材には、同社のプレミアムエコノミーや、1-2-1配列のフルフラットビジネスクラスが搭載されています。

新しい機材が運航される路線

2025/4/14から、ソウル(ICN)線において毎週月・水・金の3便がこの改装機で運航され、続いて2025/5/7からは、ロンドン・スタンステッド(STN)線の1日2便のうち1便に導入される予定です。
　
EK公式サイトでの確認によると、プレミアムエコノミーが導入されるSTN便は、STN発14:55のEK066便、ドバイ(DXB)発08:20のEK065便となっています。
　
なお、機材の改装作業が予定より早く完了した場合、これらの導入日は前倒しされる可能性もあるとのことです。
　
EKは、2022年8月にSTN線の運航を再開しました。
　
その後、2023年5月には1日2便に増便し、2024年9月には空港内に900平方メートルのラウンジをオープンしています。
　
EKは、2022年8月に「史上最大規模の機材改修プロジェクト」と称する計画を初めて発表し、当初はA380型機67機と777型機53機の改修を予定していました。
　
その後、この計画は拡大され、さらに71機の追加改修が決定されています。
　
777型機の改修により、従来のビジネスクラスで不評だった2-3-2配列の座席が廃止され、すべての乗客が直接通路にアクセスできるレイアウトとなります。
　
すでに、アテネ(ATH)、ブリュッセル(BRU)、ジュネーブ(GVA)、ウィーン(VIE)、チューリッヒ(ZRH)といったヨーロッパの都市でも、4クラス仕様の777型機が運航されています。

まとめ

新しい機材により、ようやくEKのB777も「標準的な」ビジネスクラスシートとなりました。
　
EKはファーストクラスの特典予約は実質、EKマイレージのみとなっていますがビジネスクラスであれば日本航空(JL)含め結構多くの航空会社マイレージで予約ができます。
　
新しいシートで運航する路線も、予約することは可能でしょう。
　
残るは、2-2-2配列のビジネスクラスシートか・・・。
　
つい最近、LOTポーランド航空(LO)のビジネスクラスに搭乗してきましたがこちらは2-2-2配列のシート。

ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)の旧型エアバス A350なんかもこれも同じなのですが、なんとかならないかなと思っています。