エティハド航空(EY)のビジネスクラススイートシートがオーストラリアで運用されます

エティハド航空(EY)が、オーストラリア発着便において最新鋭のビジネスクラススイートを導入する方針を発表しました。
従来のB777型機から、新しいボーイング787-9およびエアバスA350-1000への機材交代により、座席の快適性とプライバシーが大幅に向上します。
ビジネスクラスはドア付きスイートへ進化
これまでのB777にはやや旧式の「パール・ビジネスクラス」が搭載されていましたが、今後は全く別物。
新機材では、以下のような装備が用意されます。
* 完全個室型のプライバシードア
* ワイヤレス充電
* USB-Cポート
* Bluetooth対応
* 17.3インチ・4Kスクリーン
全席フルフラットベッド対応で、長距離でも疲れ知らずの空の旅が可能になります。
スイート仕様のビジネスクラスがまず導入されるのはアブダビ(AUH) – シドニー(SYD)路線。今後のスケジュールは以下の通りです。
* 2025/7/1 : 週10便体制に増便
午後便(EY451)は787-9、夜便(EY455)は一時的にB777を継続
* 2025/8/3 : EY451に最新スイートシートの787-9投入
* 2025/10/1 : B777完全退役。A350-1000を週4便で導入
* 2026/2/1 : すべての便をA350に統一し、ビジネス全席がスイートに
B777より座席数は減るものの、便数を増やすことでプレミアムキャビンの供給は20%増加。
ヨーロッパ行きの乗継やアブダビまで快適に移動したい人にとっては朗報です。
メルボルン(MEL)便にも改善はあるものの、シドニーよりはやや遅れます。
* 2025/9/30まで : 不規則なスケジュールで運航(EY462/EY463)
* 2025/10/1から : 運航スケジュール改定(夕方出発/夜到着)
* 2026/2/1から : シドニーのA350導入で浮いた787-9を投入。ビジネススイート32席が登場
新機材では高速インターネットも利用可能に。
EY会員はWhatsAppやMessengerなどのチャットアプリが無料で使えるほか、フルインターネットはUSD10〜20で利用できます。
ヴァージンオーストラリア(VA)と決別しカンタス(QF)と提携
これまで提携していたヴァージン・オーストラリア(VA)とは決別し、2025/6/1からカンタス航空(QF)とのインターライン契約を開始。
コードシェアやラウンジの相互利用はないものの、同一予約での手荷物スルーチェックインや遅延時の無料振替が可能になります。
まとめ
新しいA350機材は一度、ムンバイ(BOM)線で利用したことがありますが、距離が短かったのと深夜便だったので、あまり堪能することなく寝てしまいました。
今度またどこかのタイミングで、搭乗してレビューをしたいと思います。