エティハド航空(EY)の新しい座席「ビジネスプラス」
エティハド航空は、ボーイング B777とエアバスA380の両機を退役させました。
A380の退役は予想されていたことではありますが、それでも残念なのは、壁とドアのある独立した座席とベッド、そして機内シャワーを備えた、EYの素晴らしい「レジデンス」「アパートメント」の終焉です。
First Class Review : エティハド航空(EY) EY11 アブダビ(AUH) – ロンドン(LHR) エアバス A380 The Apartment
EYのボーイング B787-10機材にはファーストクラスを導入していませんが、B787-9機材の一部には設けています。
EYのCEOによると、これはファーストクラスの廃止ではなく、限定的で、あまり知られていないものです。
EYでは、直前になって機材変更となり、ファーストクラスを提供していない航空機にファーストクラスを搭載することもあります。
さらにEYのCEOによると、今後「ビジネスプラス」という座席を導入予定だそうですが、その座席について調べてみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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EYのCEO談
EYのCEO・トニーダグラス氏によると
We have a first class product on our 787s as well – not all of them. We have that (first class) scheduled into those marketplaces where pre-COVID, there was a market for selling first class tickets.
What you’ll see increasingly on Etihad’s fleet is what I would describe as ‘business plus’, and then an economy product.
I think we’ve probably seen (globally) that the trend has continued to see a higher-end business class, diluting the need for what would have been historically a clearly separate product between first and business.
つまり、B787機材にもファーストクラス設定を予定しているが、より高級なビジネスクラスを求める傾向が続いているため「ビジネスプラス」という座席を新設するべき、ということ。
ビジネスクラスとエコノミーの2つの座席を強化し、ファーストクラスやプレミアムエコノミーは優先度が下がるイメージですね。
ビジネスプラスはもちろん、競争力のある優れたビジネスクラスとなるはずです。
過去30年、航空会社は、ビジネスクラスが昔のファーストクラスのようになり、プレミアムエコノミーを持つ航空会社が昔のビジネスクラスのようになるという進化を続けています。
まとめ
EYはアメリカン航空(AA)のマイレージを利用するとファーストクラスにお得に搭乗できましたがそれも今は昔。
これから、ビジネスプラスの座席ができても、ビジネスクラスと同様のマイレージ数では予約できないようになるでしょう。
それは、今は予約ができているQ Suiteにも言えることですが、お得なものは旬を逃してはいけない、ということですね。
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