特典航空券を利用して家族旅行でも優雅にビジネスクラスで旅をしましょう

航空会社の上級会員になるための修行を一人で行って貯まったマイレージや、ポイントサイトなどを利用して獲得したマイレージを利用して、家族旅行に利用してみませんか?
マイレージを利用すれば、比較的少ない予算でビジネスクラスを利用して優雅な旅をすることも可能となります。
(自分もそうですが)修行で迷惑をかけている家族に、「恩返し」をするための提案です。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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旅の計画を立てる
家族で旅をするということは、その分多くの必要マイレージ数が必要となります。
また、予約するべき座席数も2席以上となるので、直近に予約をしたのではなかなか難しいと思います。
なので、計画を1年近く前から行い、遅くとも半年から4ヶ月前までには予約をするようにしましょう。
人気路線であれば、早ければ早いほど良いです。
マイレージプログラムによって、330日〜350日前の出発日の予約をすることができます。
早いうちに出発日を決めてしまうのは不安かもしれませんが、これが特典航空券の予約をするコツだったりします。
予約をした後は、何が何でもその予約に予定を合わせましょう 🙂
会社の有給を取得する場合も、予め決めているのでかえって計画が立てやすいかもしれませんよ 😉
まずは、どの方面へ行きたいのかを決めるとよいでしょう。
多くのマイレージプログラムでは、世界をいくつかの「ゾーン」に分けて、ゾーン毎に必要マイレージ数が変わってくるからです。
予算を決める
方面を決めたら、大体の予算を決めます。
我が家では夏休みに、東南アジアへ行こうと計画しているのですが、インターネットで調べてみると、シンガポールやインドネシアなどの旅は
家族4人、5日でJPY400,000
なんていうツアーがあるようです。
これはもちろん、往復エコノミークラスでの料金です。
これに加えて、さらに現地での滞在費用もかかります。
あぁ、もったいない・・・。
JPY400,000あれば、家族4人全員、往復ビジネスクラスで、かつ豪華なホテルに1週間以上宿泊ができるというのに。
ということでまず、
家族4人、全員ビジネスクラスで豪華ホテルに1週間宿泊して、現地で利用する費用も全て含めてJPY400,000以内
という予算計画を立てたという前提で、話を進めていきます。
空席を探す
特典航空券の空席を探す方法は、以前の投稿をご覧ください。
アライアンス毎に、まとめています。
ポイントを移行する
マイレージが十分にある場合はよいですが、予定している出発日に空きがあると分かった瞬間に、クレジットカードのポイントを移行して必要マイレージ数を準備しましょう。
クレジットカード会社の仕組みによっては1週間くらいかかるところもあるので、なるべく早い方が良いです。
なお、予めポイントを移行しておいても良いですが、個人的には空席を確認してからの方が良いと思います。
せっかくポイントを移行しても空席がありませんでした、という悲しい事態を避けるためにも・・・^^;
必要に応じて購入することも
普段からコツコツマイレージを貯めていたとしても、家族全員分のビジネスクラス航空券を賄うだけのマイレージを用意するのは時間がかかるかもしれません。
その場合は、マイレージを購入することも視野に入れましょう。
予算を決めて、キャンペーンが行われている場合に一気に購入するとマイレージをお得に獲得することができます。
例えばアジアへ旅行をする場合、航空券代は往復で大人1人あたりJPY100,000まで、という感じで決めて、必要なマイレージを購入します。
アジア方面へ行くのであれば、アラスカ航空(AS)のマイレージを購入してJAL(JL)のフライトで旅をするのが一番お手軽で効率的です。
アラスカ航空(AS)のマイレージ最大40%ボーナスセール(2018/4/9まで)
予約をする際のコツ
予約をする際ですが、家族4人分の予約を一つのマイレージプログラムで予約するのはとても難しいです。
ある航空会社の特典航空券のための座席は、航空会社毎に限られているからです。
例えば、同じアライアンスのA社である日の東京 – 香港の特典航空券のフライトを検索したところ残席は1だったが、B社では4席以上空席があった、という具合です。
これが、PARが10社以上のマイレージプログラムを持ち、方面に応じて使い分けている理由です。
ある航空会社のフライトに搭乗したいと思った場合、そのフライトの予約ができるマイレージプログラムを最低2つ保有し、使い分けると良いでしょう。
PARの実例
今年の夏休み期間中、個人的にやってみたいことが2つありました。
一つは、
・ハイアット修行の中で、自分だけでなく家族で宿泊をしたい
もう一つは、
・シンガポール航空(SQ)の新しい機材、ボーイング787-10を、シンガポール(SIN)発で搭乗したい
ということでした。
SIN発、というところがポイントで、SQのビジネスクラスに塔乗しないと利用することのできないSINのシルバークリスラウンジを利用することができます。
自分の想いを妻に伝え、ようやくOKが出たので早速上記手順で予約を開始します。
滞在先
まずは宿泊地。
ハイアット修行で最も効率よく宿泊できるのは、インドネシアのジョグジャカルタにあるハイアットリージェンシージョグジャカルタです。
こちら、1泊あたりわずかUSD50。
以前、「世界で最も安いハイアットホテル」ということで紹介したホテルです。
このホテルなら、10日宿泊したとしてもUSD500です。
修行が効率的に進みそうですね。
という訳で、滞在先はジョクジャカルタになりました。
行きのフライト
続いてフライトです。
ジョグジャカルタ(JOG)へ行くのは、シンガポール航空(SQ)のグループ会社・シルクエアー(MI)でシンガポール(SIN)から行くのが、
・シンガポール航空(SQ)の新しい機材、ボーイング787-10を、シンガポール(SIN)発で搭乗したい
という自分の願いを叶えるのに一番適していそうです。
なので、SIN – JOG間はMIにするとして日本からシンガポールのフライトをどうするか、考えました。
行きのフライトは、アラスカ航空(AS)のマイレージを利用してJAL(JL)に搭乗することにしました。
最近ワンワールドのエメラルドメンバーになったので、成田空港(NRT)のダイヤモンド・プレミアラウンジを利用してみたいという気持ちがありました 🙂
BAライフタイム・ゴールドメンバーシップへの道#30(SDJ – X/ITM – FUK)
ASマイレージを利用するとJLのビジネスクラス片道が25,000マイルと極端に少ないのですが、INFの次男を除く3人分のマイレージ75,000マイル必要です。
この75,000マイルは、
・もともと持っていた15,000マイル
・SPGアメックスカードで貯めた20,000ポイントを25,000マイルとして移行
・USD1,182.50(JPY127,000くらい)で、足りない分56,000マイルを購入
という感じで手に入れたので、片道の費用は実質JPY127,000です。
帰りのフライト
続いて、帰りのフライトです。
帰りのフライトはSQのB787-10, シンガポール(SIN)から関西空港(KIX)のフライトと決めているので、こちらも家族3人分のマイレージが必要です。
ここは、とある航空会社のマイレージプログラムを利用しました。
ところが、この航空会社で予約できるビジネスクラスの座席数は、2つまで。
B787-10ということで、通常よりも座席の解放数が少なくなっています。
1席分、足りません。
そこで利用したのが、シンガポール航空(SQ)のマイレージです。
SQマイレージでSQフライトを予約する場合は、5席くらい空きがありました。
SIN – KIXのビジネスクラス片道搭乗に必要なマイレージ数は、43,000マイル。
これも、とあるルートからマイレージを入手しました。
その費用、約JPY102,650。
MIフライトは、SQサイトで購入しましょう。
値段が同じであるばかりでなく、海外発のフライトであっても決済を日本円に変換することが可能なので、アメックスのスカイ・トラベラー・プレミアカードを利用すればJPY100毎に5ポイント(=5マイル)獲得できることになります。
幼児(INF)の航空券も、SQコールセンターへ電話して、電話の中でクレジットカードで決済をしてもらうのですが、その際も上記スカイ・トラベラー・プレミアカードを利用すればJPY100につき5ポイント獲得できます。
一つ注意しなければいけないのは、MIはスターアライアンスメンバーではないので、MIフライトではANA(NH)やユナイテッド航空(UA)などのスターアライアンスメンバーのマイレージが獲得できない、ということ。
SQのマイレージプログラムは獲得できる他、もう一つ獲得できるマイレージプログラムがあるので自分はそちらに加算します。
同じようなケースは、他にはタイ国際航空(TG)のグループ会社、タイスマイル(WE)についても同様です。
PARがSQのビジネスクラスをどのように予約したのか、MIフライトをどのマイレージプログラムに加算するのかについては、有料メールマガジンの中で説明しています。
かかった金額は?
という訳で、移動にかかるコストを計算してみると、
・行きのJLフライト : JPY127,000
・JOGでの10日間の宿泊費 : USD500(JPY54,000くらい)
・帰りのSQフライト : JPY102,650 + 次男の航空券代JPY24,500
・SIN – JOGの往復フライト : JPY60,000(3人分のエコノミークラス運賃)
合計 : JPY308,150
となり、現地でJPY90,000使ったとしても予算のJPY400,000を下回ることになります。
まとめ
SQの最新機材、とても楽しみにしています!
ここにきてようやく、妻がSQのスイートクラスに興味を持ち始めたようで^^;
これからSQマイレージの獲得を加速させないといけないかもしれません。
今でこそこんなに色々とマニアックな予約方法やコストを抑えてビジネスクラスで旅をできるようになりましたが、そもそもマイレージのことについて調べ始めたのは1年半くらい前から。
それまでは、仙台から東京までわざわざ飛行機を乗り継いで行ったりなんていうことは思いもよりませんでした^^;
マイレージがあれば、同じ予算で今まで1回しか行けなかったところが2回以上行けるようになります。
また、高嶺の花と思いがちなビジネスクラスやファーストクラスも、エコノミークラスの料金に少しだけ上乗せするだけで、すぐに搭乗できちゃいます。
2018/4/22と2018/4/29に開催した
マイレージ基礎の基礎セミナー
では、マイレージに関する基礎知識を伝える他、マイレージ上級者になって世界中を飛び回るための「考え方」をお伝えしました。
セミナーの内容を収録し、動画にてご覧いただけるようにしています。
お伝えする内容は、ポイントサイトを利用してJAL(JL)やANA(NH)のマイレージをガッツリ貯める、というものではありません。
これからマイレージについて本格的に学びたいという方、
マイレージは持っているけどどうやって使っていいかわからないという方、
動画をご覧になって、PARが世界中から手に入れた、世界標準のマイレージ獲得・利用方法を実践してみませんか?
お申し込みは、こちらからどうぞ。