ヴァージン・オーストラリア(VA)座席アップグレードガイド
PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
ヴァージン・オーストラリア(VA)のマイレージプログラム・Velocityは、特典航空券だけでなく座席のアップグレードにももちろん利用することができます。
VAの座席は多くのカテゴリに分かれていて複雑なので、それぞれの座席の概要及びお得なアップグレードの方法を紹介します。
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VAのエコノミークラス概要
VAのエコノミークラスは細く運賃タイプが分かれているので、それぞれ概要を紹介します。
運賃名 | 運賃概要 | アップグレード可/不可 |
---|---|---|
Go | 最安値運賃 | 不可 |
Go Plus | 2番目に安い運賃 | 可 |
Getaway | 国内線・近距離国際線で適用される運賃 | LAX線、AUH線以外は可 |
Elevate | 国内線・LAX/AUH線で適用される運賃 | 国内線のみ可 |
Freedom | 他の航空会社の’Flexi’に相当 | 可 |
Premium Saver | LAX/AUH線で適用されるプレミアムエコノミークラス | 可 |
Premium | プレミアムエコノミークラス | 可 |
またそれぞれの運賃タイプによって、必要なポイント数が変わってきます。
例えば、シドニー(SYD) / メルボルン(MEL) / ブリスベン(BNE)からパース(PER)へのフライトで、ビジネスクラスにアップグレードするために必要なポイント数はそれぞれ、
・Freedom : 9,900ポイント
・Elevate/Getaway : 30,000ポイント
となります。
また長距離路線のロサンゼルス(LAX) / アブダビ(AUH)路線の場合は、
・Freedom/Premium Saver : 45,000ポイント
・Premium : 25,000ポイント
となります。
アップグレードに関する注意点
VAのアップグレードは、 VAがオペレーティングキャリアとなっているフライトでのみ有効です。
提携航空会社のフライトや、VA便ではあるもののオペレーティングキャリアがエティハド航空(EY)やニュージーランド航空(NZ)などであった場合には、アップグレードはできません。
ただ、アップグレードが可能であった場合、リクエストをすれば即時OKとなります。
リクエスト後何日かしてから回答が来る訳ではないので、安心といえば安心です。
もちろん、特典航空券を利用してエコノミークラスを予約した場合には、アップグレードはできません。
また、LAX/AUHの長距離路線は、VelocityのステータスがGoldまたはPlatinumのメンバーでないとアップグレードができません。
アップグレードリクエストができる期間
予約時から出発の2時間前まで。
VAのウェブサイトでリクエストができます。
アップグレードができない場合でも、キャンセル待ちの申し込みをすることが可能です。
また、オーストラリア国内のVAのラウンジに入れる人であれば、ラウンジでリクエストすることも可能です。
この場合は、出発の2時間前から40分前まで可能です。
VAラウンジのないHobart空港(HBA)では、GoldまたはPlatinumメンバーであればチェックインカウンターでリクエストをすることができます。
この場合は、出発の90分前から40分前まで可能です。
VAのアップグレードに関して、ポイントを自分自身だけではなく他の人(家族や友達など。全く知らない人でもOK!)のために利用することができます。
寛容ですね。
国内線・Getaway/Elevate運賃
シドニー(SYD) – メルボルン(MEL) / ブリスベン(BNE)の間で、1区間あたり10,000ポイント
Gateway運賃でこのアップグレードができれば、結構お得だと思います。
Gateway運賃はかなり安い運賃の部類に入るので、その価格でラウンジまで使えるというのは、ありではないかと。
ただし、これらの都市からパース(PER)などのちょっと離れた場所へ行くのには、アップグレードはあまりお得ではありません。
前述のようにPERまでのフライトでアップグレードをする場合は30,000ポイント必要なのですが、ビジネスクラスの特典航空券は35,500ポイントで予約ができるからです。
国内線・Freedom運賃
シドニー(SYD) – メルボルン(MEL) / ブリスベン(BNE)の間で、1区間あたり4,900ポイント
Gateway/Elevateと比べて、だいぶ少ないポイントで済みます。
近距離国際線・Freedom/Getaway/Go Plus運賃
シドニー(SYD) – オークランド(AKL)/フィジー(NAN)の間で、
・Freedom : 9,900ポイント
・Getaway/Go Plus : 16,000ポイント
シドニー(SYD) – バリ島(DPS)の間で、
・Freedom : 14,900ポイント
・Getaway/Go Plus : 24,000ポイント
長距離国際線・Freedom/Premium Saver/Premium運賃
シドニー(SYD) – ロサンゼルス(LAX)/アブダビの間で、
・Premium : 25,000ポイント
・Freedom/Premium Saver : 45,000ポイント
アップグレードにはユニークなオークション制度もある
必要ポイントにあとちょっと足りないという場合、’UpgradeMe Premium Bid‘という制度もあります。
要はオークションのようなシステムで、アップグレードにいくらまでだったら払いますよ、と「入札」する感じです。
入札のシステム自体は、カナダのPlusgradeという会社が提供しているシステムを採用しています。
このオークションは、Velocityのステータスに関係なく誰でも入札することができます。
国際線長距離路線ももちろん対象です。
出発の26時間前まで、入札をすることができます。
そして、出発の24時間前までにVAが入札を受け入れるかどうかの回答をする感じです。
なんか、エティハド航空(EY)のシステムに似てますね。
EYのアップグレードオークションについては、もう一人の管理人のOllieさんが詳細を記事にされています。
アップグレードオファーが来た!エティハド航空より快適な空の旅へのご招待
まとめ
VAはカンタス航空(QF)をかなり意識しているので、特典航空券の必要ポイント数及びアップグレードに必要なポイント数はQFの少し下を行くくらいの数字に設定しています。
自分はまだオーストラリアにさえ行ったことがないのですが、オーストラリアへ行った際には必ず乗ってみたい航空会社です。
SYD – MELか、オーストラリアからAKLへVAを利用して行ってみたいですね。
そして、座席のアップグレードオークションにも入札してみたいです 🙂
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