ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)の新しいビジネスクラス「アレグリス(Allegris)」
2017年、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)は新たな長距離路線ビジネスクラスの導入計画を発表しました。
この計画はかなり遅れており、7年近く経ってようやく、新しいビジネスクラス「アレグリス」が導入されました。
ちょっと氣になる機材なので、調べてみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
LHの「アレグリス」コンセプト
「アレグリス」とは、LHの新しい長距離路線の名称です。
これは新しいビジネスクラスの名称であるだけでなく、ファーストクラス、プレミアムエコノミー、エコノミーを含む他のキャビンでも同じコンセプトが適用されます。
ルフトハンザはアレグリス・ラウンジも徐々に展開する予定です。
アレグリスの新しいビジネスクラスシート
LHがフラットベッドと直接通路にアクセスできる新しいビジネスクラスシートを導入します。
アレグリスの機内は1-2-1と1-1-1の構成が交互に入れ替わる構成です。
17インチのパーソナルテレビ、ワイヤレス充電、ノイズキャンセリングヘッドフォン、ブルートゥース経由で自分のデバイスに接続できるようになっています。
ビジネスクラスの乗客向けに7種類の座席オプションを用意します。
・最前列のスイートは、ドア付きの座席
・エクストラスペース席 : 中央の単独席
・窓側席(窓に最も近い席)
・2.2メートルのエクストラロングベッドを備えた座席
・キャビン最後列の窓際にある、プライバシーが確保され、乳幼児を抱っこできる座席
・最後列にあるダブルベッドにすることができる座席
・標準的なビジネスクラスの座席は、通路に近い窓側の座席と、その他の中央の座席のペア
アレグリス1列目スイートルーム
ビジネスクラスの1列目にプレミアムな座席を導入します。
このシートは、追加のパーソナルスペース、プライバシードア、最大27インチのモニター、パーソナルミニバー、ワードローブを含む追加の収納を備えています。
さらに、センターセクションの2つのスイートは連結することができ、一緒に旅行する人にプライバシーを提供することができます。
アレグリスが搭載されている機材
アレグリスは、2024/5/1にまず、新たに納入されるエアバスA350型機にアレグリス・ビジネスクラスを提供し、ミュンヘン(MUC)とトロント(YYZ)の間で運航を開始しました。
その後、新たに納入されるボーイング787型機にアレグリス・ビジネスクラスを導入し、2024年7月より運航を開始する予定です。
次いでMUCとバンクーバー(YVR)、シカゴ(ORD)、モントリオール(YUL)の順に就航する予定となっています。
まとめ
この構成のスタンダードシートはユナイテッド航空(UA)のポラリスに似ている感じです。
UAはすでに新しいビジネスクラスの導入を検討しています。
7年の時を経てようやく、LHがこの機材を導入し始めました。
少なくとも、ルフトハンザの現在のビジネスクラスよりは大幅に改善されています。
(2-2-2配列のビジネスクラスなんて、乗りたい人はいないでしょう)
アレグリスはカナダに就航していて、特典航空券でも予約できるようなので、折を見て予約をしてみたいと思います。
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