スペインのホテルチェーン「Líbere Hospitality Group(LHG)」が、パリに進出します。
LHGとは
Líbere Hospitality Group(LHG)は2019年に設立されました。
現在1,139室を運営しています。
明確なビジョンとして、欧州における従来型宿泊施設の最大の代替手段を構築し、顧客体験とテクノロジーを基軸とした新しい運営モデルを生み出すことを掲げています。
最大の特徴は「アセットライト(asset-light)」かつ「ホスピタリティ・テック」型のモデルです。
建物を直接所有せず、ホテルやサービスアパートメントの運営に特化し、ポテンシャルの高い資産を見極めて物件オーナーと提携します。
この手法により、迅速な規模拡大、市場や旅行者トレンドの変化への素早い対応、新市場への参入、新フォーマットの試験導入を、低リスク・高効率で実現できます。
自社開発のテクノロジーが中核で、スマートホーム自動化(空調・施錠・建物全体のWi-Fiをアプリで管理)、24時間オンラインレセプションなどを備え、短期・中期・長期の柔軟な滞在に対応します。
LHGは現在急成長中。
– 2023年時点: ポートフォリオ1,200ユニット、稼働500ユニットで、スペインの代替宿泊施設運営のトップに。
– 2024年9月: 英国・フランスへの進出を発表(パリが拠点の一つ)
– 2025年5月: エッジウェア・ロードの44ユニット物件で英国市場に参入。これが南欧の既存市場を超える初の進出。この時点でスペイン、ポルトガル、イタリア、イギリス、ギリシャの5カ国、50物件超で1,900ユニット以上を保有。
– 2026年4月: セビリアに初進出(Líbere Seville Plaza Nueva)。これで稼働ユニットは1,061を超え、前年比76%成長。パイプライン含めスペイン、英国、ポルトガル、イタリア、ギリシャ、フランスにまたがる2,300ユニット超の汎欧州ポートフォリオに。
スペインではマドリード、バルセロナ、ビルバオ、バレンシア、セビリアなど主要都市に展開しています。
ホテル概要
このホテル型レジデンスは、8区のアーヴル通り3番地(3 rue du Havre)に位置し、プランタン・オスマン本店の正面、サン・ラザール駅からほど近い場所にあります。
建物は1850年築のオスマン様式の建築で、上層階は2023年に全面改装されました。改装工事では、高い天井と装飾的なモールディング(刳形)を残しつつ、現代的なデザインが加えられています。
施設は比較的こぢんまりとしており、スタジオ6室と1〜4名用のアパートメント6室で構成されています。2027年2月には追加工事が予定されており、レジデンスは19ユニットに拡張される見込みです。
主たる住居の短期賃貸を年90日に制限するル・ムール法(loi Le Meur)により、プロの投資家は観光客向けアパートメント市場で活躍する余地があります。
まとめ
ホテルの公式サイトはこちら。
https://www.staylibere.com/en
価格ですが、同じエリアの3〜4つ星ホテルと競争力のある価格で、設備の整ったアパートメントを提供すると謳っており、いわゆる高級ホテル帯ではなく中価格帯(ミッドレンジ)のアパートメント型宿泊という位置づけです。
同じアーヴル通りにある3つ星「Grand Hotel du Havre」が最安ダブルルームで1泊約JPY12,000くらいから宿泊可能という水準なので、ちょっと高いかな、というイメージです。
もしどこかのホテルチェーンに吸収されたら、宿泊を検討してみようかなと。
