マレーシア航空(MH)とエアアジア(AK)が統合?!
航空会社は現在どこも苦しい状況で、生き残りの道を見出すために必死になっています。
その中で、以前から経営状態が芳しくなかったマレーシア航空(MH)と好調だったエアアジア(AK)の統合の可能性があるという噂を聞き、ちょっと驚いたので色々と調べてみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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統合はあり得るのか?
MHとAKの統合話は、マレーシア国際貿易産業省の大臣が「一つの可能性」として話をしたようです。
大臣によると、今年のこの騒ぎの以前から2社の統合について協議をしていたそうで、今後も引き続き協議を行っていくそうです。
もし統合となったら
いざ統合、となった場合に、両社の立ち位置はどのようになるのでしょうか。
おそらく、シンガポール航空(SQ)とシルクエアー(MI) / Scoot(TR)のような関係になると思います。
つまり、国際線長距離はMHが担い、中距離はMHとAK双方が、近距離はAKが担うようなイメージですかね。
2020年4月現在、MHは機材を約80機保有しており、そのうちの多くがボーイング B737-800機材。
とても古い機材です。
一方でAKも90機くらい機材を保有していますが、機材は全てエアバス A320。
比較的新し目の機材です。
路線の再編も相当進むことでしょう。
また、マイレージプログラムがどうなるのかも氣になるところです。
MHもAKもそれぞれマイレージプログラムを持っていますが、MHのマイレージプログラムは使いにくいことで有名。
AKも、LCCの中では珍しくマイレージプログラムがあり、グループ会社のフライトで利用することができます。
AKのフライトでワンワールド修行ができるのか、など、興味が尽きません。
それぞれの基幹システムも異なるため、MHの下にAKが入るのではなく、より高次のホールディングカンパニーの中に、MHとAKが同列でぶら下がるような感じになるのかもしれません。
(ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)やイベリア航空(IB)とその親会社IAGのような関係)
まとめ
今のところMHからもAKからも何もコメントがないので、すぐに統合、ということはないでしょう。
個人的に興味があるのは、AKがアジア各地に設立しているグループ会社です。
例えば日本にも、エアアジア・ジャパン(DJ)があり、それぞれIATAの2レターコードを保有しています。
これらのAKグループ会社も全て、MH/AKグループとして運航することになるのか、興味深いところです。
まぁ、我が家においてはMHは乗ってはいけないルールがあるのであまり関係がないのですが、いつかKULにあるMHラウンジを訪れたいと思っています。
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