カタール航空(QR)とアコーホテルズの「業界をリードする」提携
PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
カタール航空(QR)とアコーホテルズがそれぞれのマイレージ / ポイントプログラムで提携を強化するというニュースを見ました。
QR曰く、「業界をリードする」提携だそうなのですが、果たしてどのような提携内容なのでしょうか。
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ポイントの相互移行が可能に
QRのマイレージとアコーホテルズのポイントが相互に移行可能となります。
ポイントの移行比率ですが、QRマイレージ4,500マイルでアコーホテルズの1,000ポイントに交換可能、アコーホテルズの2,000ポイントで1,000マイルに交換可能です。
交換比率が異なるんですね。
アコーホテルズのポイントの方が、圧倒的に価値が高い状態になっています。
QRの9,000マイルをアコーホテルズの2,000ポイントに交換した後、もう一度QRに移行すると・・・なんと、1,000マイルになって戻ってきます!
アコーホテルズに移行した時に、8,000マイルが何処かに行ってしまうようです。
ステータスによるメリット・マッチは一切なし
SPGとデルタ航空(DL)のクロスリワーズや、マリオットとユナイテッド航空(UA)のステータスマッチといった特典は、一切ありません。
QRの上級会員であっても、アコーホテルズの宿泊には全く影響がありません。
なんということでしょう。
QRのツイッターには、’reciprocal benefits'(相互のベネフィット)がある、との記述があったのですが、ニュースを見る限り、ベネフィットは見当たりません。
まとめ
相互移行が可能になる、ということは、もうちょっとメリットがあって然るべきだと思うのですが、この提携には何もメリットを見出すことができません。
特にQRマイレージを貯めている人にとっては、かなり期待外れなニュースだったのではないかと想像します。
確かにこのポイント交換の比率は、「業界をリード」していますが・・・。
どちらのプログラムも、中々貯めにくいし使いづらいものです。
個人的には、QRに搭乗した場合には同じワンワールドメンバーであるBA/IBのAviosに加算してしまうし、アコーホテルズに宿泊したとしてもIBのマイレージへ即時移行する設定をしています。
アコーホテルズ宿泊でブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のAviosを効果的に貯める方法
もう少し、メリットを出してもよかったのでは・・・と思ってしまいます。
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