カタール航空(QR)がアフリカの航空会社2社に投資を計画
カタール航空(QR)がアフリカ方面の収益を増やすため、アフリカの2つの航空会社への出資を検討しているようです。
QRの狙いについてちょっと考えてみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
QRのアフリカにおける独創的なプラン
アフリカは航空業界にとって、特に長距離路線の乗り継ぎという点では厄介な大陸のひとつです。
北アフリカにはそれなりにうまくいっている航空会社もあり、アフリカで最も成功しているグローバルな航空会社であるエチオピア航空(ET)もあります。
ですがそれ以上になると、アフリカにはグローバル・プレーヤーが不足しており、大陸間の接続の多くはアフリカ以外の航空会社によって提供されているのが現状です。
「中東三兄弟」の航空会社はいずれもアフリカで立派な存在感を示していますが、QRはアフリカで計画している2つの投資について最新情報を発表しました。
2024年5月現在、QRはアフリカの30以上の都市に就航しており、北アフリカ、西アフリカ、東アフリカにおけるネットワークは成長しています。
ですが、中央アフリカと南部アフリカでの成長に苦戦していて、それに対処する計画が今回の投資のようです。
ルワンダ航空(WB)への出資を計画
QRはすでにルワンダ航空(WB)とパートナーシップを結んでいますが、WBはこのパートナーシップを次の段階に進めることを計画しています。
QRは、ルワンダの国営航空会社であるWBの株式49%を取得する計画です。
カタールは、国としてルワンダの新しい国際空港の60%の株式も所有しており、ルワンダの航空を次のレベルに引き上げることが期待されています。
2024年5月現在、WBは10数機の航空機を保有する小さな航空会社です。
QRがWBに投資すれば、WBの機材とネットワークが拡大するでしょう。
QRはキガリ(KGL)への就航便を大幅に増やし、もしかしたらKGLからの以遠権フライトを追加するかもしれません。
この投資は何年も前から計画されていたもので、まもなく最終決定される見込みです。
南部アフリカの航空会社への投資を計画
QRはまた、南部アフリカの航空会社への株式投資も計画しているようです。
この航空会社はWBを補完し、KGLが中央アフリカのハブとなるのと同じように、南部アフリカのハブを可能にする。
どの航空会社に投資するかは明かされていませんが、南部アフリカには検討対象となる航空会社が2、3社しかなく、そのうちのどこかになります。
南アフリカ航空(SA)なのか、TAAGアンゴラ航空(DT)なのか。
SAだったら、将来的にSAのワンワールド入りも見えてきます。
まとめ
QRの仲介で、アフリカの航空会社がワンワールドに加盟してくれると嬉しかったりします。
ルワンダも旅先として氣になっていますがまず、ワンワールドメンバーのロイヤルエアモロッコ(AT)もまず、乗らないといけないですね。
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