アエロフロート・ロシア航空(SU)の「マスク非着用者」向けシート
少し前、日本において飛行機に搭乗する際にマスクを着けないから緊急着陸したというニュースがありました。
殆どの航空会社においてはマスクを着けずに搭乗ができないようになっている中、マスクを着けなくない・着けられない搭乗客もいるのは事実。
そんな搭乗客の意図を汲んでかどうかはわかりませんが、アエロフロート・ロシア航空(SU)が「マスク非着用者」が座るための座席を設定することを発表しました。
一昔前までは考えられなかったこの座席の特徴についてお伝えします。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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SUのルール
SUでは、全ての乗客に対し、フライト中はマスクを着用して口と鼻を完全に覆うことを義務づけています。
また、マスクは3時間ごと、または毎食後に交換することも義務付けています。
なかなか厳しい感じですが、一方でSUは、マスクの着用を拒否する乗客のための特別な座席を用意することにしました。
専用席は、飛行機のドアが閉じられた後、マスクの使用を拒否する乗客のために準備される席で、エコノミークラスの 最後尾2列の右側に設置されるとの事です。
基本的にSUは、搭乗前にマスク着用を拒否した人は搭乗させない、というスタンスです。
またSUは、健康ガイドラインに従わない乗客を追い出す可能性があると警告し、マスク着用は「世界的に一般的な慣習であり、必要な措置である」と呼びかけました。
このルールを設けた理由は、飛行途中でマスク着用を拒否した人がいたとしても、別の空港への緊急着陸や引き返しを避けることができるためだと思います。
緊急着陸や引き返しとなると莫大なコストがかかるので、それよりは一部の座席をブロックした方がコスト的にまだマシ、ということなんでしょう。
ビジネスクラスの搭乗客も同じルールが適用されるのかどうかは不明ですが、もしそうなったとしたら大変なフライトを強いられることになりそうです^^;
専用座席へ追いやられ、どんなお仕置きをされるんでしょうか・・・。
まとめ
ここ数ヶ月、ロシアはイギリス、トルコ、UAE、スイスなど、旅行に安全と判断した十数カ国とのフライトを徐々に再開しています。
日本路線も、週2便ですが運航を行っています。
専用席の数を超える着用拒否者が出たらどうなるのか興味深いところですが、SUは安い料金でヨーロッパへ行ける航空会社として有名です。
せっかくスカイチームの上級会員となったので、一度はSUに搭乗してみたいと思っています。
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