ユナイテッド航空(UA)がまた改悪。更にユーザーアンフレンドリーになってしまいました
これまでに数々の改悪を行ってきたユナイテッド航空(UA)ですが、
ユナイテッド航空(UA)特典航空券のルール変更(2019/11/15から)。地味な改悪
また大きな2つの改悪が行われました。
それぞれ、紹介したいと思います。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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特典航空券チャートが消えた!
UAはすでに、マイレージを利用してUAフライトの特典航空券を利用する場合には必要マイレージ数が変動制になっています。
ユナイテッド航空(UA)の特典航空券必要マイレージ数が変動制に
ですがここにきて、スターアライアンスメンバーの必要マイレージ数についても変動制となり、それに伴いスターアライアンスメンバーの必要マイレージ数チャートも無くなってしまいました。
変動制となってしまった例です。
まずは国際線。
通常、羽田(HND)からマニラ(MNL)までのフライトは、ビジネスクラス片道45,000マイルかかります。
ですが、7月などのいわゆるハイシーズンには49,500マイル必要になっています。
日本国内線においても、影響があります。
例えば、羽田(HND) – 伊丹(ITM)の7月のある日の必要マイレージ数は、運航便によって必要マイレージ数が異なっています。
概ね10%の増加となっています。
これがもし間際の予約だったら、更に必要マイレージ数は上がることでしょう。
上級会員ステータスが積み上げにくくなった
もう一つの改悪ですが、2020/7/1以降ステータス獲得に必要なプレミアクオリファイングポイント(PQP)の獲得に関して、スターアライアンスメンバーのフライトによる獲得に上限がつきます。
スターアライアンスゴールドメンバー資格を獲得できる最低限のステータスはUAゴールドメンバーですが、達成には
・12PQF + 4,000PQP
または
・UA便4区間 + 5,000PQP
が必要となりますが、プリファードパートナー※のスターアライアンスメンバーのフライトでエコノミークラス、プレミアムエコノミークラスの場合は750ポイントまで、ビジネスクラスの場合は1,500ポイントまでとなります。
プリファードパートナー以外のフライトにおいてはそれぞれ500ポイントまで/1,000ポイントまでとなります。
つまり、UAにより多く搭乗しなければUA上級会員にはなれないというアメリカ・ファーストを地で行く変更となっています。
※プリファードパートナーのスターアライアンスメンバー :
(マイレージ加算率が低めの航空会社ばかりです)
まとめ
ついにUAは提携航空会社のフライトについても手をつけてきましたね。
これで、必要マイレージ数は固定ではなく変動となる流れがますます加速し、どの航空会社においても自社・提携航空会社関係なく適用されることになるでしょう。
またUAは上級会員のステータスを2022年1月まで延長したとはいえ、スターアライアンスメンバーのフライトでの加算がしにくくなればその分余計に搭乗しなければいけなくなります。
特に日本に住んでいる人にとっては、UAの上級会員を目指すのはさらに難しくなったと思います。
本当にUAによく搭乗し、UAのためならお金をいくら落としても構わない、という人でないと、UAの上級会員取得は難しいでしょう。
そして、よりお金を使わなければ上級会員ステータスを獲得・維持できないという流れがまずNHを含むスターアライアンスから始まり、続いてスカイチーム -> ワンワールドに波及していくんだろうと思っています。
世の中の流れとはいえ、なかなか厳しいですね。
運航再開に備えて今のうちにスターアライアンスを学ぶ
実は自分は既に、UAマイレージを貯めることを辞めてしまいました。
全日空(NH)のフライトも、別の航空会社のマイレージを利用して搭乗することにしています。
では、どこのマイレージプログラムを利用するのか。
UAを含め各航空会社が運航を制限していますが、いざ運航再開した時に備えて今のうちからスターアライアンスメンバーのマイレージプログラムについて学んでおくのはいかがでしょうか。
UAに代わるマイレージプログラムの案内も含めて、スターアライアンスメンバーのマイレージプログラムを徹底的に解説します。
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