ユナイテッド航空(UA)の特典航空券必要マイレージ数が変動制に

ユナイテッド航空(UA)のマイレージは、主に日本国内線で利用するのがとてもお得であることは以前からお伝えしていますが、UAマイレージは頻繁にルールが変わることでも有名です。
今年も、この季節がやってきたようです。
制度の変更について少し考えてみます。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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変更概要
新しい制度は2019年11月から施行されます(いつも11月です)。
この変動制必要マイレージ数の考えは、デルタ航空(DL)が採用を始めて以来Flying Blueが続き、UAも追随しました。
固定制だとどうしても、UA的に(というかどこの航空会社も)採算が合わないんでしょう。
ハイシーズンに少ないマイレージ数で特典航空券を予約されてしまっては堪らない、というのが航空会社の本音のはずです。
2018年の11月くらいから、必要マイレージ数のチャートがUAサイトから削除されています。
これは、この変動制を採用するための布石だったんでしょう。
代わりに、必要マイレージ数を調べるサイトができています。
https://www.united.com/web/en-US/apps/mileageplus/awards/travel/awardTravel.aspx
一方で、直前発券手数料(出発日の21日前よりも近い日付での予約をする際にかかる、JPY8,000くらいの高額な手数料)は廃止されるという改善?もあるようですが、変動制になることでこの「改善」が打ち消されてしまう可能性は十分あります。
まとめ
この変動制の流れはこれからも続いていくでしょう。
日本航空(JL)も、空いていない特典航空券座席も、マイレージを多く積むことで予約できるようにしているくらいですからね。
しばらくは世界中の航空会社の自社マイレージが固定制から変動制に変わり、その流れが一巡したらいよいよ提携航空会社の分についても変動制になると思います。
UAはこの点、自社システムは独自開発のものを採用しているので、多くの航空会社が採用しているGDSとは異なり提携航空会社向けの変動制についても比較的影響が少なく変更できるのかなとも思います。
自分は以前、UA国内線を利用して日本国内をたくさん移動していましたが、ある出来事がきっかけで利用をやめてしまいました。
まぁ、ご存知の方はご存知なんですが、隠れた「お得さ」がなくなったからなんですね。
なので、別の方法を採って、「お得さ」がなくなるまで搾り取り続けています。
それでも、スターアライアンスメンバーのフライトを利用するときはまだまだ使えそうですね。