ロシアによるシベリア上空の飛行禁止措置は、中国系航空会社にとって大きな追い風となりました。
一方で、ヨーロッパの航空会社は南回りの大きな迂回を余儀なくされ、コストが大幅に増加。
その結果、市場シェアを失うことになりました。
2026年1月現在、中国系航空会社が中国 – ヨーロッパ間の供給量の83%を占めており、2019年夏の66%から大きく伸びています。
また、ヨーロッパの航空会社が運賃を引き上げたことにより、ヨーロッパとアジア間の交流が鈍化する要因にもなりました。
中国南方航空(CZ)は近いうちにフィンランドへの新たな直行路線を開設する予定です。
これが実現すれば、北京大興空港(PKX)から北欧への初の直行便となります。
中国三番目のキャリア
CZは、上海(PVG)発の週4便を運航する吉祥航空(HO)、鄭州(CGO)発の週1便に続き、ヘルシンキ(HEL)を就航地とする3社目の中国系航空会社となります。
一方、フィンエアー(AY)は上海線を週2便運航しています。
シベリア上空が閉鎖される以前、ヘルシンキはアジア路線の重要なハブ空港でした。
AYは北極圏に近い地理的優位性を生かし、アジア向けネットワークを拡大してきました。
空域閉鎖により、多くのアジア路線を停止し、現在はアメリカ路線へのシフトを進めています。
2020年以前には中国に5路線を持っていましたが、現在は1路線のみ。
収益を確保するため、運賃の引き上げも余儀なくされました。
ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)はフランクフルト(FRA) ― 北京(PEK)線で1便あたり約55万ドルの赤字を出しており、この路線はすでに運航停止となっています。
もっとも、米中間の対立はとくにテクノロジー分野を中心に激化しており、台湾を巡る緊張も状況を一層複雑にしています。
それでもHELにとっては、今回の新路線により再びフィンランドの首都と中国の首都が直行便で結ばれることになります。
もう一社HELへ
エミレーツ航空(HEL)は2026/10/1からHELへの直行便を開始し、ドバイ経由で東アジアおよび東南アジアへのスムーズな乗り継ぎを提供する予定です。
国有のHEL)は、AYのアジア路線縮小による収益減に直面しており、収入拡大を模索しています。
一方のAYは、アメリカ路線への再配置を進めていますが、今後はドバイを拠点に幅広いアジア路線網を持つEKや、CZとの激しい価格競争に直面することになるでしょう。
まとめ
CZもどこかのアライアンスに入ってくれると使いやすくなるのですが・・・なかなか難しいですかね。
EKも、エアバスA350機材には搭乗したいと思っていますが修行には使えないのでなかなか優先度が落ちてしまいます。
