東急ホテルズ&リゾーツ株式会社が展開する「東急ホテルズ」は、2026年3月4日付で、独立系ホテルブランドによる世界有数のネットワークであるGlobal Hotel Alliance(GHA)に加盟しました。
日本のホテルチェーンとしては初の参画となります。
今回の決定は、自社ブランドの個性と経営の独立性を維持しながら、国際市場での競争力を一段と高め、持続的成長を実現するための重要な戦略施策です。
GHAについて
Global Hotel Allianceは、100か国以上に広がる独立系ホテルブランドの連携組織で、50ブランド・950軒超のホテルが加盟しています。
同アライアンスが展開するロイヤルティプログラム「GHA DISCOVERY」は、3,400万人を超える会員を有し、会員ステータスに応じた特典や独自リワード通貨「ディスカバリー・ドル(D$)」、会員限定体験などを提供しています。
加盟ブランドは、それぞれの運営方針やブランド戦略を保ちながら、世界規模での認知拡大や収益機会の創出、販売チャネルの多様化を図ることが可能となります。
加盟の目的と戦略的意義
東急ホテルズ&リゾーツは、1960年の銀座東急ホテル開業以来、日本ならではのきめ細やかなサービスを強みに国内中心の展開を続けてきました。
一方、ホテル市場は急速にグローバル化が進み、ブランド認知や顧客基盤の国際的広がりが成長の鍵となっています。
今回の加盟により、主に以下の3点を強化します。
1.顧客層の地域的拡大
現在多くを占める東アジア・北米に加え、欧州、東南アジア、南アジア、中東、南米など多様な市場からの集客拡大を目指します。
2.3,400万人の会員基盤へのアクセス
GHA会員への直接的な訴求が可能となり、海外個人旅行者や富裕層、長期滞在層の取り込みが期待されます。
また、直販比率の向上によるコスト効率改善も見込まれます。
3.既存会員サービスのグローバル化
約110万人の既存会員に対し、国内に限定されない世界規模の特典利用機会を提供し、顧客満足度のさらなる向上を図ります。
加盟の背景
訪日外国人旅行者数は拡大傾向が続き、2025年には年間4,000万人を超えるなど、新たな成長局面を迎えています。
競争環境が高度化するなか、価格や立地のみならず、会員特典やブランド体験を軸としたロイヤルティ戦略の重要性が高まっています。
「GHA DISCOVERY」は、優待料金やリワード制度に加え、地域文化を体験できるプログラムやVIP待遇など、ブランド体験を拡張する仕組みを備えています。
こうした取り組みは、中長期的な顧客ロイヤルティの醸成にも寄与します。
東急ホテルズは、こうした環境変化を踏まえ、GHA加盟を決断しました。
新ロイヤルティプログラム
加盟に伴い、2027年4月より新プログラム「TOKYU HOTELS DISCOVERY」を段階的に導入します。
* 2027年4月
ザ・キャピトルホテル 東急
東急ホテル
セルリアンタワー東急ホテル、横浜ベイホテル東急など
エクセルホテル東急
渋谷エクセルホテル東急、羽田エクセルホテル東急など
STREAM HOTEL
SAPPORO STREAM HOTEL、SHIBUYA STREAM HOTEL
* 2027年9月
東急リゾートホテル
白馬東急ホテル、宮古島東急ホテル&リゾーツなど
東急REIホテル
札幌東急REIホテル、渋谷東急REIホテルなど
ザ パーク フロント ホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
STORYLINE
STORYLINE 瀬長島
既存のプログラム「東急ホテルズ コンフォートメンバーズ」は、2027年9月に本プログラムへ統合予定です。
正式開始後は、東急ホテルズを含むGHA加盟ホテルにおいて会員特典が利用可能となり、宿泊を通じて獲得したD$を世界各地で活用できます。
これにより、国内中心の会員制度から、世界規模でつながるロイヤルティプログラムへと進化します。
今後の展望
東急ホテルズ&リゾーツは、今回の加盟を通じて自社の強みである運営力と日本流ホスピタリティを世界へ発信し、ブランド指名率の向上を目指します。
独立性を保ちながら国際的ネットワークと連携することで、持続的な成長と新たな価値創出に取り組んでいきます。
まとめ
ちなみに、一部の東急ホテルはすでにGHAに入っていましたがこれはPanPacificホテルに入っているためです。
京都・東山にあるThe Hotel Higashiyamaは、東急系のホテルですがパンパシフィックブランドで、
京都東急ホテルはI Preferに加盟しています。
つまり、羽田空港(HND)第二ターミナルにあるエクセルホテル東急も、GHAになるということですね。
チタンメンバーの特典はどうなるのか、今度宿泊してみようと思います。
