エミレーツ航空(EK)は、次世代のグローバル・ラウンジ・コンセプトを発表しました。
今後、より多くのラウンジに導入されていくことが期待されます。
EKラウンジはいつも少し物足りない印象でした。
今回の模様替えで、どのように変わったのでしょうか。
新デザインとアメニティ
EKは乗客体験をできる限り自社で管理することを好み、その結果、海外の空港で運営するラウンジの数は他のどの航空会社よりも多くなっています。
1日1便しか運航していない空港にもラウンジを構えていることがあり、これは莫大な投資です。
EKの新しいラウンジのデザインコンセプトは、フランクフルト(FRA)とミュンヘン(MUC)でデビューし、これらのラウンジが今後の新しいブランド基準となるコンセプトの青写真となります。
その後、マンチェスター(MAN)で導入されました。
今回の刷新により、ラウンジの雰囲気は大きく変わり、EKの最新の機内インテリアを反映したものになります。
EKは「1990年代のラスベガスのカジノ風のギラギラしたデザイン」から脱却し、もう少し控えめなデザインへと移行しており、それがラウンジにも表れることになります。
では、ゲスト体験の面ではどのような変化が期待できるのでしょうか?
* ダイニングでは、刷新されたエミレーツ航空のラウンジに、注文を受けてから調理するライブクッキングステーション、地元料理の逸品を紹介する特別な「Made In」エリア、ピザ、フラットブレッド、マナキーシュを焼く専用のパン窯が設けられます。
* 現在のドリンクに加え、新しいバリスタバーのコンセプトや、地元にちなんだカクテルやモクテルなどを提供する専属のミクソロジストが登場します。
* ラウンジでは、仕事や作業のためのエリア、ダイニングエリア、リラックスエリアなど、ゾーンがより明確に分けられるようになります。
* ようやくすべての座席に電源とワイヤレス充電が備わります。すでに標準になっていると思われがちですが、これまではそうではありませんでした。
* エミレーツ航空のラウンジには、刷新されたシャワールームに加え、ふかふかの座席、柔らかな照明、毛布、アイマスク、耳栓などの睡眠用アメニティを備えた静かなリラックスエリアも設けられます。
EKはこれらのラウンジに莫大な資金を投じているのに、(他社便の利用者に開放したり、営業時間を延長してプライオリティ・パスに開放したりといった形で)収益化はほとんどしていません。
もちろん、これらのラウンジは一般的なプライオリティ・パス対象ラウンジや契約ラウンジよりは良かったのですが、言えることはせいぜいそれくらいでした。
これほどの資金を投じるのであれば、カタール航空の海外拠点ラウンジのようにあっと思わせる何かがあるべきだと思うのです。
これまでのEKラウンジには、代わり映えのしない座席がたくさんあり、ビュッフェの料理の品揃えも標準的。
料理はどこも同じに感じられ、食事を体験として楽しめるようにする工夫はまったくありませんでした。
まとめ
今回の変更は素晴らしく見えます。
新しいデザインは美しく、EKらしさがはっきりありながら、派手さが抑えられ、よりモダンになっていると思います。
料理とドリンクの品揃えは大幅に改善されたようです。
これらのラウンジには、独立したファーストクラス専用エリアがありません。
EKは世界で群を抜いて最大のファーストクラスのネットワークを持っているのですから、より充実した食事や高級な酒類などを揃えた別室を設けるのは、それほど大変なことではないように思えます。
ファーストクラスの体験を差別化する簡単な方法に思えますが、そうはならないようです。
