アコーとパリ・サンジェルマン(PSG)のPVに出演させていただきました!

アメリカン航空(AA)のステータスポイント獲得が厳しくなります

アメリカン航空(AA)のステータスポイント獲得が厳しくなります

アメリカン航空(AA)が自社のAAdvantageマイレージとロイヤルティポイントの獲得方法を制限する準備を進める中、優先的にステータスポイントを獲得できる旅行代理店の基準を明らかにしました。
 
これにより、同じ航空券なのに購入した旅行代理店によってステータスポイントがもらえたりもらえなかったりするようになります。
 
この動きはそのうち世界中に広がると思うので、少し調べてみました。
 
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。

優先的な旅行代理店の要件

2024/5/1以降に発行される航空券を対象として、アメリカン航空(AA)はロイヤルティポイントおよびマイレージの獲得が可能な条件を次のように制限します。
 
・AAおよび対象の提携航空会社と直接予約する
・AAdvantageビジネスメンバーまたは契約企業旅行者として予約する
・優先的な旅行代理店を通じて予約する
 
AAは、対象の優先的代理店のリストをaa.comで2024年4月末に共有する予定です。

New Distribution Capability(NDC)の採用要件

代理店はAAのNDCを採用し実装しなければなりません。
 
NDCとは、航空会社の業界団体であるIATA(国際航空運送協会)が推進する、航空券流通データの新しい通信規格です。
 
GDSを通さずに、航空会社と旅行会社のシステム間でやり取りするデータの形式を定義しています。
 
AAが要求する要件に変更するための締め切りは2024/7/1です。

まとめ

NDCは自分がAmadeusを退職する頃に出てきた考えで、1Aは「GDSが要らなくなる!と危機感を持って反対していました。
 
ですが10年経過した今も、NDCがあまり浸透しているとは言えません。
 
航空会社としても、予約が入る度にGDSに手数料を支払いたくない、というところからNDCの考えが出てきたのですが、ここにきてようやく、航空会社がGDSを排除する動きに出てきたのかもしれません。
 
アメリカン航空は優先的な旅行代理店と見なされるための要件を示していますが、その指定権限は最終的にアメリカンにあります。
 
ExpediaやKayakなどの主要な旅行代理店がこれらの要件を満たすようになるでしょう。
 
アメリカで始まることはヨーロッパに伝わり、数年経ってから日本にもやってきます。
 
まずは、AAの動きを注視したいと思います。

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