アコーのイベント会場予約システムが出来上がります

アコーは、世界中の5,600軒以上のホテルで、法人向けの宿泊予約やイベント会場、ケータリングサービスを企業の出張・イベント担当者が直接手配できる「セルフサービス型」のオンラインプラットフォームを開発中であると発表しました。
システム概要
アコーは、2025年後半に「プレローンチ版」となるプラットフォームを公開予定であると発表しました。
この初期段階では、Salesforceと連携した営業チーム向けに、小規模グループ予約のみを対象とした機能が提供される予定です。
2026年初頭には、完全版のプラットフォームが本格展開され、アコーの約80万室の客室、250万平方メートルのイベントスペースに直接接続されるほか、ロイヤリティプログラム「ALL – Accor Live Limitless」との連携も図られるとしています。
このミーティング&イベント向けの「エコシステム」は複数のテクノロジーパートナーと共同開発されており、基盤にはオンライン予約システム「MeetingPackage」が採用されます。
これにより、アコーの公式サイトと地域ごとの営業・ケータリングツールが接続されることになります。
具体的には、欧州・北アフリカでは「Backyou」、アジア太平洋・中東・アフリカ・アメリカ地域の中小規模ホテルでは「iVvy」、高級・ラグジュアリーホテルではAmadeusの「Delphi」が使われます。
また、ホテル業務の統合を目的に、オラクルのクラウド型ホテル管理システム「Opera」も統合され、以下の3つの利用モデルが用意される予定です:
* Premium : ラグジュアリーホテルや大規模イベント施設向け
* Standard : 中小規模ホテル向け
* Essential : 団体宿泊のみを扱うホテル向け
この取り組みは、2024年に大手法人による2桁成長の収益を記録したものの、年初の法人需要はやや穏やかだったという背景もあります。
また、2024年7月には競合のマリオットも、Spotnanaのテクノロジー基盤を活用して中小企業向けの直接予約プラットフォーム「Business Access」を立ち上げており、同様の流れが業界全体で進んでいることが伺えます。
まとめ
アコーのホテル内で、セミナーを結構開催することがあります。
その際には電話で予約をしていたので、便利になりそうです。
オンラインでの予約になっても、ポイントもちゃんとついてくれることを願います。