アコーがラスベガスの「トレジャーアイランド」と提携

アコーは、実業家フィル・ラフィン(Phil Ruffin)と提携し、ラスベガスの有名ホテル「Treasure Island – TI Las Vegas Hotel & Casino」を同社のブランド「Handwritten Collection」の一員として迎え入れると発表しました。
これに伴い、同ホテルは従来のラディソンブランドを離れることになります。
全2,884室を有するこの施設は、アコーが世界で展開する中で最大の規模となり、またアメリカ大陸での客室数を4%増加させる重要な拠点ともなります。
Handwritten Collectionについて
「Handwritten Collection」は個性を重視したソフトブランドで、マリオットの「Autograph」やヒルトンの「Curio」に相当します。
今回のラスベガス参入により、アコーは北米での存在感をさらに高めることになります。
今後はアコーの世界的なマーケティングネットワークやロイヤルティプログラム「ALL Accor Live Limitless」の恩恵を受けられることになります。
ホテルの特徴と今後の展望
「Treasure Island – TI Las Vegas Hotel & Casino, Handwritten Collection」は、ロバート・ルイス・スティーブンソンの物語から着想を得た遊び心のあるデザインが特徴で、改装により現代的な快適性と個性が融合されています。
リゾート内には、10の多彩なレストランや8つのバー&ラウンジ、人気の「Gilley’s」や「Phil’s Steak House」などが並び、スパ、カジノ、結婚式場、ショー会場なども併設されています。
また、Cirque du Soleilのオリジナル公演「Mystère」も引き続き上演されており、観光の目玉としての地位も保たれています。
客室からはラスベガス・ストリップや「The Sphere」、スプリング山脈などの景観を一望でき、「SensaTIonalTM」ベッド、贅沢な浴室や高級アメニティが滞在の満足度を高めています。
さらに、環境配慮も重視されており、建物のエネルギー効率・空気品質・資源管理などの改善が評価され「Four Green Globes®」の認証を受けています。
まとめ
アコーにとってトレジャーアイランドのブランド変更は、北米市場における新たなステップであり、「Handwritten Collection」の展開においても大きな転機となります。
興味深いのは、ラフィンが現在チョイスホテルズ傘下にあるラディソンよりも、アコーのブランド力をより重視した点です。
自分は宿泊できませんが、ラスベガスでのこの変化が今後どのような影響をもたらすのか注目されます。