エールフランス航空(AF)の、エコノミー「ライト」運賃の座席指定ルールが変更2025/2/11以降変更となります。

変更概要

AFのエコノミークラス「ライト」運賃を利用する乗客は、チェックイン時の無料座席指定や変更ができなくなります。
　
「ライト」運賃では、座席指定を希望する場合、有料オプションを購入する必要があり、指定しない場合はオンラインチェックイン時に自動で座席が割り当てられます。
　
これまで、出発30時間前までは座席指定が有料で、30時間を切ると無料で選択できましたが、今後はチェックイン終了まで有料のままとなります。
　
AFの公式サイトには、「エコノミークラスのライト運賃をご利用のお客様は、チェックインが締め切られるまで有料でのみ座席指定が可能です」と記載されています。
　
エコノミークラスの「ライト」運賃は、AFが提供する最も安い運賃であり、機内持ち込み手荷物のみが許可されています。
　
比較すると、「スタンダード」「スタンダードプラス」「フレックス」などの上位運賃では、受託手荷物の追加、前方座席の選択、フライト変更、払い戻し(フレックスのみ)など、より多くの無料サービスが含まれています。
　
Flying Blueのシルバー以上のステータスを持つ会員、法人契約顧客、10名以上の団体旅行者、障がいのある乗客は、「ライト」運賃であっても、航空券の予約時から無料で座席を選択できる対象となります。
　
この決定は、航空業界全体で見られる「収益の多様化」の流れに沿ったものであり、従来の航空会社がLCCとの競争が激化する中で付帯収入を増やす戦略の一環と考えられます。
　
AFは、この変更を「競争力を維持しつつ、基本的なサービスの品質を保つために必要な措置」と説明しています。

まとめ

今回の変更はなかなか刺激的な変更です。
　
Flying Blueの上級会員でなければ、スカイチームの他の上級会員であっても座席指定が無料ではできないようです。
　
既にLCCではこのような仕様になっているので、システム的な仕様変更は簡単。
　
この変更は、そのうち世界中に広がるでしょう。
　
細かく追加料金を徴収する仕組みがどんどん広がっています。
　
提携航空会社のマイレージでビジネスクラスを予約しても、座席指定は有料、というケースもこれから増えていくでしょう。
　
これからますます、乗りたい航空会社と修行をするべき航空会社をしっかり選ぶことが重要となりそうです。