ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が提携航空会社に提供するAvios座席を削減
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が、一部のマイレージプログラムの特典航空券の予約に制限を加えました。
BAや他のAviosを採用している航空会社の会員にとっては座席数が増え、他の会員にとっては座席数が減るということです。
アメリカン航空(AA)や日本航空(JL)のマイレージプログラムを利用している方にとっては、改悪となります。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
BAの特典解放枠について
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は各フライトで利用できるAviosの座席数を最低保証しています。
ビジネスクラス4席
プレミアムエコノミー2席(長距離路線のみ)
エコノミークラス8席
これらの座席は、出発の355日前の午前0時に予約できるようになります。
ほとんどのフライトで、出発間近になると多くの空席が追加されます。
これには、まったく保証されていない長距離ファーストクラスの座席も含まれる場合があります。
他のマイレージプログラムの状況は
BAの特典座席を予約できるマイレージプログラムはたくさんあります。
BAはワンワールドに加盟しており、ワンワールド・アライアンスのすべてのマイレージ会員はBAの座席を利用することができます。
BAは、特典航空券の予約に制限を設けました。
最近導入された新制度では、BAの特典航空券(保証枠部分)を予約できるのは、Aviosを採用しているメンバーのみとなります。
他のワンワールドのマイレージプログラムの会員は、予約できるBAの座席は、提携航空会社向けの座席のみとなります。
例えば、JLのマイレージで予約できるのはエコノミー席のみですが、BAのサイトでは、プレミアムエコノミーとビジネスクラスも予約できる、という感じ。
BAの会員であれば、競合するマイレージプログラムの会員による「座席の奪い合い」から常に守られるようになります。
BAが出発355日前から予約可能なのに対し、AAは出発330日前からしか予約できません。
ただ、BAは、アメリカ発の大西洋横断便に、イギリス発の便に比べてかなり高いサーチャージを加算するため、AA会員にとっては魅力が少ないです。
AAでは大西洋横断便にサーチャージは加算されないため、BA便の魅力はさらに低下します。
BAは何年もの間、自社会員にも座席を制限してきた
BAのゴールド会員は、ブルー、ブロンズ、シルバー会員よりもはるかに広いBAエコノミーの空席を利用できます。
BAのゴールド会員は、2倍のAviosを支払い、少なくとも出発の30日前までに予約すれば、AviosでBAのメインラインフライトのすべての座席を強制的に空席にすることができます。
まとめ
これからの特典航空券は、アライアンスの中でもグループに分かれ、より
・自社
・強いパートナーシップを持っている会社同士
・同じマイレージプログラムを利用している会社同士
が優遇されるような感じになっていくと思います。
そうなると益々、マイレージプログラム選びは
・乗りたい飛行機
・好きな航空会社
を基準に選ぶ必要が出て来ます。
乗れればなんでも良い、という感じで選んでいると、そもそも選べなくなってしまうかも。
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