キャセイパシフィック航空(CX)のラウンジ戦略
2019年当時、キャセイパシフィック航空(CX)は、精力的にラウンジの一新をしていました。
香港(HKG)のザ・ピアやザ・デックと同じ温かみのある現代的なラインでモデル化されたラウンジを増やす計画は、数年先までありました。
3年の充電期間を終え、CXは改めて、時代に合わせて再起動し、形を変えつつあるようです。
CXの今後のラウンジ戦略を追ってみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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次はどこにラウンジをオープンするのか
CXは、中国で「最高のラウンジ」となることを目指すべく北京首都空港(PEK)に「フラッグシップ・ラウンジ」のオープンを計画しています。
現在のPEKのラウンジは今後数ヶ月のうちにリニューアルオープンしますが、中国の首都におけるキャセイの存在を劇的に変化させることに照準を合わせています。
改装には空港当局との契約が必要で、現在のラウンジは別会社を一つ挟んでの契約になっているようです。
北京では、航空会社と直接リース契約を結んでいないため、現地航空会社以外の航空会社ラウンジはほとんどなく、地上業務代行会社が空港当局との契約を締結しています。
そのため、いつ改装するかという計画を立てるためには、3者間での話し合いが必要のようです。
2023年2月現在、CXの最新のデザインへの改装が予定されている他のラウンジは、成田(NRT)とサンフランシスコ(SFO)です。
NRTのラウンジは、元々あったラウンジを閉鎖して、アメリカン航空(AA)が使用していて閉鎖したラウンジの居抜きという形になっています。
ただ、どちらのラウンジも刷新はかなり後になるでしょう。
現在から5年後までの間に、どの場所で何をするかという戦略的ロードマップがあるようです。
CXはまた、ネットワークを縮小し、古いラウンジの多くを永久に閉鎖する予定です。
この中にはフランクフルト(FRA)、クアラルンプール(KUL)とメルボルン(MEL)が含まれます。
これらの小さなラウンジを閉鎖し、一連の戦略的な場所に焦点を当て、それらを全て新しいCXラウンジデザインに改修するそうです。
再開するラウンジについては、交代で改装を行う予定となっているそうです。
まとめ
CXの今のラウンジデザインは、個人的には好きです。
ロンドン(LHR)でも羽田(HND)でも統一されたデザインなので、ラウンジに入ると安心感がありますね。
新しくリニューアルされたCXラウンジを、一つずつ訪れてみたいです。
そして、最近オープンしたAAの居抜きラウンジも、近いうちに利用したいと思っています。
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