デリー空港(DEL)ターミナル2が再開します

とても評判の悪いデリー空港(DEL)のターミナル2が改修を終え、再オープンする予定です。
ちょっとはマシな体験ができるんでしょうか。
背景と改修の経緯
DELのターミナル2は、建設から約40年を経た古い施設です。
2025年4月、ターミナル2は大規模なアップグレードを行うために運用を停止。ターミナル1が機能再開されたことを受けて、業務が一部移動していました。
改装の目的は、老朽化した設備の更新、快適性・利便性の向上、旅客キャパシティ拡大、および次世代空港としての機能強化です。
再開予定日と移行計画
新しいターミナル2は、2025/10/26に運用を再開する予定と発表されています。
これは、冬季スケジュール開始に合わせた再開です。
再開日の夜エアインディア(AI)とIndiGo(E6)の国内線約120便がターミナル2 に移行すると見込まれています。
ターミナル2の再稼働は、空港全体の旅客分散や混雑緩和を図る重要ステップと位置づけられています。
新機能・改修ポイント
ターミナル2 の改修は、単なる補修にとどまらず、近未来を見据えた機能追加がなされています。
主な変更点は以下の通りです。
・セルフ荷物預け
乗客自身で搭乗券スキャン・荷物タグ付け・荷物ドロップが可能
チェックイン時間を短縮
・自律ドッキング対応の搭乗橋
インド初導入の技術
安全性・搭乗効率を向上
6本の搭乗橋を設置予定
・機械・電気設備の全面更新
空調
消防安全システム
電力インフラの最新化
・内装・デザイン改善
天窓の設置
新しい天井デザイン
床材の刷新
明るく開放感のある空間設計
・案内表示・情報システム刷新
高精細フライト情報表示
案内標識の改善による視認性向上
・エプロン/航空機ハンドリング改善
駐機スポットの効率化
航空機運用処理をスムーズにする設備強化
改修後の T2 は、単なるターミナルの再稼働ではなく、空港利用の旅客体験を再設計する施設として位置づけられています。
利用者への影響・利便性
ターミナル2 の復帰により、ターミナル1・3 への旅客集中の軽減が期待されます。
これにより空港全体の混雑緩和につながる見込みです。
自律型搭乗橋やセルフ荷物預けの導入により、搭乗・降機・荷物処理の速度が向上し、待ち時間削減が見込まれます。
旧T2を利用していた国内線キャリアは、運用拠点を元に戻すことで利便性を再獲得します。
まとめ
T2 を使う利用者が他ターミナルと乗り継ぎをする場合、アクセスの円滑性が重要になります。
日本航空(JL)や全日空(NH)は引き続きターミナル3を使うでしょうから、入国せずにターミナル間を利用できることを切に望みます。
なお、将来的にターミナル4建設も視野にあるため、T2改修が中期的な暫定措置になる可能性があります。
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