中東三兄弟のヨーロッパ線における競争

エティハド航空(EY)、エミレーツ航空(EK)、カタール航空(QR)のいわゆる「中東三兄弟」は、それぞれアブダビ(AUH)、ドバイ(DXB)、ドーハ(DOH)をハブ空港として、世界各地を結んでいます。
2023年夏、ヨーロッパを出発するフライトは最大で週1,200便もあるそうです。
3社合計で、トルコを含むヨーロッパの56の空港に旅客便を運航しています。
2023年5月現在、中東三兄弟がヨーロッパのどの空港へ就航しているのか調べてみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
3社全て就航している空港
ヨーロッパの19の空港では、EY, EK, QRの3社が就航しています。
アムステルダム(AMS)
アテネ(ATH)
バルセロナ(BCN)
ブリュッセル(BRU)
コペンハーゲン(CPH)
ダブリン(DUB)
デュッセルドルフ(DUS)
フランクフルト(FRA)
ジュネーブ(GVA)
イスタンブール(IST)
ロンドンヒースロー(LHR)
マドリッド(MAD)
マンチェスター(MAN)
ミラノマルペンサ(MXP)
ミュンヘン(MUC)
パリシャルル・ド・ゴール(CDG)
ローマフィウミチーノ(FCO)
ウィーン(VIE)
チューリッヒ(ZRH)
2023/10/1、EYはCPH線(週4便、B787-9)、DUS線(週3便、B787-9)を開設します。
2社が就航している空港
ヨーロッパ56都市のうち4分の1は、3つの航空会社のうち2社が就航しています。
14都市のうち10都市は、EKとQRでほぼ占められています。
その中には、カタール航空が2023/7/6に再就航する予定のバーミンガム(BHX)も含まれています。
EKとQRが就航 | EYとQRが就航 | EYとEKが就航 |
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バーミンガム(BHX) ブダペスト(BUD) ラルナカ(LCA) ロンドンガトウィック(LGW) リヨン(LYS) ニース(NCE) オスロ(OSL) プラハ(PRG) ストックホルム(ARN) ワルシャワ(WAW) |
マラガ(AGP) モスクワ・シェレメーチエヴォ(SVO) ミコノス(JMK) |
リスボン(LIS) |
1社のみ就航している空港
EYがヨーロッパの空港に単独で就航していないのに対し、QRがEK(9都市)よりも多く14都市に就航しているのはある意味当然です。
というのも、QRがEKのB777-300ERより小さい機材のB787-8を使用していることが大きく影響していて、その多くがトルコを就航しているからです。
EKのみ就航 | QRのみ就航 | ボローニャ(BLQ) グラスゴー(BLA) ハンブルク(HAM) ロンドン・スタンステッド(STN) マルタ(MLA) モスクワ・ドモジェドヴォ(DME) ニューカッスル(NCL) サンクトペテルブルク(LED) ベニス(VCE) |
アダナ(ADA) アンカラ(ESB) アンタルヤ(AYT) ベオグラード(BEG) ベルリン(BER) ボドルム(BJV) ブカレスト(OTP) エディンバラ(EDI) イスタンブールサビハギョクチェン(SAW) サラエボ(SJJ) ソフィア(SOF) トゥールーズ(TLS) トラブゾン(TZX) ザグレブ(ZAG) |
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最も便数が多いのは
3社合計で56都市に就航しているロンドンヒースロー(LHR)は、他のどの空港よりもフライト数が多い空港です。
2位のフランクフルト(FRA)の2倍以上のフライトがあります。
3社のヨーロッパ路線のほぼ10本に1本がヒースロー空港に就航しています。
2023年夏、LHRの出発便は週117便(1日16便~18便)です。
QRは週47便(B777-300ER、A380、B777-200LR)、EKは42便(すべてA380)、EYは28便(787-9、787-10、A380、A350-1000)です。
ついにEYのレジデンスがLHR線で復活しますね。
まとめ
自分はこの夏、EKとQRに搭乗する予定です。
他にも、中東三兄弟ではない中東キャリアに搭乗予定です。
各社のレモンミントを飲み比べなければいけないので 😉
2023夏、三兄弟のいずれかに搭乗される予定はありますか?
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