ソフトバンクが投資している配車アプリ「Grab」の上級会員制度

先日、Uberが東南アジア市場から撤退し、事業をライバル会社のGrabに譲渡しました。
このGrabとは何者なのか、どうしてPARが注目したのかを説明したいと思います。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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Grabについて
Grabはシンガポールの配車アプリ企業で、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、カンボジアで自家用車向けGrabCar、オートバイ向けGrabBikeなどを展開しています。
2014年12月にソフトバンクが約300億円を出資し、大株主になっています。
上級会員制度「GrabRewards」
このGrabにも上級会員制度があって、SGD1ごとに1 – 10ポイント貯まります。
(乗車する車によって変わってきます)
貯まったポイントに応じて、以下のステータスが付与されます。
ステータス | 必要ポイント数 | 主な特典 |
---|---|---|
Silver | 3,000 | ディスカウント利用までの必要ポイント数が少なくなる |
Gold | 9,000 | ディスカウント利用までの必要ポイント数が少なくなる |
Platinum | 19,000 | ディスカウント利用までの必要ポイント数が少なくなる Platinum Support Line 優先予約 |
各ステータスの特典詳細は、こちらのページをご覧ください。
https://www.grab.com/sg/hello_grabrewards/
プラチナ資格を獲得・維持するには、6ヶ月の間にだいたいSGD1,500(JPY120,000くらい)利用する必要があるようです。
ポイントの獲得と資格取得のタイミングですが、
パターン1 : 毎年1/1から6/30までにそれぞれの資格に必要なポイントを達成すると、達成した日から12/31までその資格を維持できる。
資格を維持するには、毎年7/1から12/31までの間に必要なポイントを獲得する必要がある。
獲得したポイントは、12/31に消滅する。
パターン2 : 毎年7/1から12/33までにそれぞれの資格に必要なポイントを達成すると、達成した日から翌6/30までその資格を維持できる。
資格を維持するには、毎年1/1から6/30までの間に必要なポイントを獲得する必要がある。
獲得したポイントは、6/30に消滅する。
という感じです。
要は、資格を維持するためには6ヶ月の間に必要なポイントを獲得しなければいけない、ということですね。
Grabのアプリがありますが、アプリの中でも上級会員資格達成まであとどのくらいポイントが必要なのか、確認することができます。
SQマイレージも獲得できる
貯めたポイントを次の乗車の割引チケットとして利用することも可能ですが、シンガポール航空(SQ)のマイレージへも交換することができます。
ゴールドメンバーまでは10,000ポイントごとに1,000マイル、プラチナメンバーは9,000ポイントごとに1,000マイルと交換できます。
割引チケットとして利用する場合、通常のメンバーの場合
SGD5オフのチケットを2,200ポイントで獲得
となるので、SGD1ごとに8ポイント獲得したとするとSGD275(JPY22,000くらい)かけて2,200ポイントを獲得することになります。
JPY22,000でたったSGD5オフのチケットなのか、110マイル(2,200ポイント x 5 = 11,000ポイント)を獲得するのか、ですが、自分なら圧倒的に後者です。
いずれにしても、そんなにレートがいいわけではありませんが・・・^^;
まとめ
自分も今度シンガポール・インドネシアへ行く時に、積極的に利用してみようと思います。
今は難しいかもしれませんが、そのうち日本にもやってきたときのために、今のうちから東南アジアへいかれた際はあなたも頻繁に利用されてみてはいかがでしょうか?