アコーとパリ・サンジェルマン(PSG)のPVに出演させていただきました!

ヒルトンの上級会員特典の一つ・朝食に関するルールが期間限定で変更。改悪の前触れか?

ヒルトンの上級会員特典の一つ・朝食に関するルールが期間限定で変更。改悪の前触れか?

いくつかある代表的な外資系ホテルチェーンの中で、唯一ヒルトンだけがクレジットカード発行で獲得できるステータス(ゴールド)で朝食無料の特典を付与しています。
 
マリオットもかつて、スターウッドと統合する前はSPGアメックスカードを保有していると付与されるゴールドステータスで朝食を無料で食べられる時期がありましたが、今は最低でもプラチナステータスがなければ無料の朝食は摂ることができません。
(プラチナメンバーが多すぎて問題にもなっていますが)
 
そのヒルトンで、無料の朝食に関してルールが変更されます。
 
どのように変更されるのか。
 
日本のヒルトンには影響があるのか。
 
少し追ってみました。
 
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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ルール変更概要

ヒルトンは7月初旬から2021年末まで、アメリカ国内のホテルで、朝食の代わりに飲食クレジットを提供します。
 
会員から柔軟性を求める声があったそうで、それに応えたものです。
 
朝食を食べない(食べられない)人も一定数いるわけで、固定で朝食を無料提供するのではなく、飲食クレジットを提供して
 
・朝食に利用
・朝食以外(例えばルームサービス)の支払いの一部として利用
 
を会員に選択してもらえるようにするわけですね。

改悪?改善?

飲食クレジットの具体的な利用方法ですが、
 
・クレジットは1部屋につき2名までの登録の宿泊客に適用
・クレジットは、レストラン、バー、マーケット、ルームサービスなど、ホテル内のすべての飲食店舗で利用可能
・飲食代金を部屋付けにするだけでOK
・クレジットは毎日使用する必要があり、翌日に繰り越すことはできない
・飲食クレジットの金額は、ブランドとロケーションによって異なる
・ゴールドメンバーは、ポイントまたは飲食クレジットのいずれかを選択でき、ダイヤモンドメンバーは両方を受け取ることができる
 
となっています。
 
飲食クレジットはどのくらいの金額になるのかですが、以下のようになると想定されています。
 
・ウォルドーフ・アストリア、コンラッド、LXRなどの高級ブランドはUSD25/人
・ヒルトン・ガーデン・インはUSD10/人
・それ以外のホテルブランドはUSD12 – 15/人
 
これが改悪なのか改善なのかどうかは、あなたがどのホテルに滞在しているか、そして旅のスタイルによると思います。
 
USD10~15ではコーヒーと軽食程度しか摂ることができないので「朝食無料」と明示されている方が良いでしょう。
 
一方で、自分はブログ記事のために朝食を極力食べるようにしていますが、朝食の時間前にチェックアウトしなければいけなかったり、朝食の時間には起きられない人もいると思うので、そういう場合には飲食クレジット(ポイント)をもらった方が良いでしょう。

まとめ

このルール変更はアメリカ国内のみで、期間限定のものなので日本のヒルトンにおいては影響はなさそうです。
 
ですがもし、コスト削減を目的としたルール変更の「実験」だった場合、アメリカで起こったことは一定の期間をおいて日本にも波及します。
 
ヒルトンが「会員が柔軟性を求めている」ことを理由にルールを変更するあたりを考えると、この変更は改悪への第一歩となる氣がしてならないのですが・・・。
 
ヒルトンアメックスカードやアメックスプラチナカードで付与されるヒルトンのゴールドステータスで、朝食が無料で食べられる特典が剥奪されるのも、そう遠い日のことではないかもしれません。
 
特に現在のホテルがおかれている状況を鑑みると、ステータスのバラマキをおこなってなんとか売上激減を食い止めているような状況で、これから徐々に復活するにつれて収益も元に戻そうとするでしょうから・・・。
 
いずれにしても2022年以降、この朝食無料のルールがどのようになっているか、引き続き注視していきたいですね。

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