時差ボケにどう立ち向かうか
世の中には、時差ボケを解消するための「専門家」のアドバイスを紹介する記事が後を絶ちません。
この時差ボケに関して、今年も既に5回海外へ渡航し、日本から離れたタイムゾーンで過ごしてきた者として、自分なりの見解を述べてみたいと思いました。
時差ボケを克服するための一般的なアドバイスに加えて、自分がそこまで時差ボケを克服することに執着しない理由についてもお伝えしたいと思います。
なお、自分が旅をするのは常に東から西へ向かい、西から東へ戻るパターンです。
逆のパターンの場合は必ずしも有効とはならない可能性があります。
(日付変更線を跨いだことがないので・・・)
ご了承ください。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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「伝統的な」時差ボケのアドバイスを利用しない
自分は、時差ボケを防ぐための伝統的なアドバイスには従わないことが多いです。
悪いアドバイスだとは言いませんが、なぜわざわざそんなことをする必要があるのか疑問です。
例えば、次のようなものです。
・旅行に出る数日前から、新しいタイムゾーンに適応するために、徐々に早起きしたり遅刻したりする
・飛行機の中ではお酒や食事を摂らず、そのまま寝てしまう
-> エコノミークラスであれば良いかもしれませんが、ビジネスクラス以上に搭乗する場合にはぜひ、食事やお酒を一度は試してもらいたいです
・家を出たらすぐに時計を目的地の現地時間に合わせて、慣れるようにする
楽しむため旅に出るのに、そこでも色々制約をかけてしまったら楽しみが半減してしまうと思っています。
時差ボケを氣にしない理由
海外においては現地時間に合わせるようにしていますが、あまり時差にはこだわりません。
日本からヨーロッパへ到着後2日くらいはだいたい、朝早く起きてしまいます。
どんなに疲れていて22時に寝ても、朝3時とか4時とかに起きてしまいます。
早く起きてしまったのなら、朝にしかできないことができる、とポジティブに考えましょう。
仕事をして、朝食に一番乗りしたり。
自分のようにブログや動画を公開している場合、誰もいないホテルのロビーの写真・動画を撮ることができればその分、プライバシーに配慮した編集をする必要がありません。
自分は旅先でも仕事をしているので、少なくとも1日の一部は日本の営業時間と重ねるようにしています。
自分の旅は通常、全く仕事をしないホリデーではないので、完璧に体調を調整することへのこだわりはありません。
時差ボケに対処するためのヒント
上記のことを踏まえた上で、自宅から遠く離れたタイムゾーンにいる間の時差ボケに対処するためのヒントを紹介したいと思います。
なるべくホテルの部屋から出る
自分のように、旅の間はホテルの部屋がオフィスになっている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、それは危険なことでもあります。
あなたの部屋には、オフィスデスクと快適なベッドがあるかもしれません。
長距離のフライトを降りた後、しなければいけない仕事があるのにゆっくりとベッドで仕事を始め、そしていつの間にか寝てしまう・・・ということもあると思います。
なので、新しいタイムゾーンに慣れるまでの間、眠たくないときはできるだけ部屋から出るようにすることをお勧めします。
新鮮な空気を吸って観光したり、ジムに行ったり、仕事をしたければ、コーヒーショップやホテルのロビー、ホテルのクラブラウンジなどに行くといいでしょう。
そうすることで、睡眠欲を避けることができます。
ホテルのクラブラウンジは、仕事をするのに最適な場所ですね。
午後2時以降は仮眠しない
これは、自分にとって最も重要なポイントです。
時差ボケに悩む人の中には、昼寝を一切してはいけないという人もいますが、自分はその必要はないと思います。
例えば、長距離フライトで朝6時に目的地に到着した場合、私はリフレッシュするために昼寝をしても良いと思います。
重要なのは、午後2時以降に仮眠をしないこと。
通常の生活でもそうだと思いますが、午後2時以降に仮眠を取ろうとすると夜眠れなくなってしまったり、完全な眠りになってしまい、時差調整にも支障をきたしてしまいます。
これは、帰国後にも言えることです。
日本に夕方着くフライトに関しては・・・ちょっと機内で調整しなければいけないかもしれません^^;
客室乗務員の方に、日本時間12.00になったら起こしてくれとか、そんなリクエストをすればなんとかなると思います。
寝る時にスマートフォンをベッドの横に置かない
時差ボケを解消するために眠りについたら、寝るときに手の届くところに携帯電話を置かないことをお勧めします。
夜中に目が覚めると、つい携帯電話を見たくなりますが、そうなると目が覚めてしまいます。
なので自分は、携帯電話を伏せて遠くに置いておきます。
次の日、早く起きなければいけない場合は、アラームの音を大きめにしておきましょう。
(そうしなくても目が覚めてしまうと思いますが)
変な時間に起きても氣にしない
上でも述べましたが、時差ボケはそれほど悪いことではありませんし、ある意味ではそれを受け入れることをお勧めします。
危険ではない範囲で、真夜中に外国の街を歩き回ったりするのも良いでしょう。
誰よりも早く起きて、日の出を見るというのは、良い思い出となるでしょう。
もちろん、現地時間にできるだけ合わせるようにしますが、正確に合わせられなくても自分を責めないでください。
時間がずれていると、目的地の見え方がまったく違ってきます。
日の出を見ながらビーチを散歩するのもいいですね。
到着時間は慎重に
目的地に到着するタイミングが、時差ボケの解消に大きく影響することがあります。
自分はヨーロッパへ行く際、できるだけ朝遅くか午後早くに到着するようにしています。
これにより、初日に昼寝をすることなく、就寝時にはちょうど良い疲れで、夜はぐっすりと眠ることができます。
中近東やアフリカでは、朝方に到着することが多いです。
ホテルへアーリーチェックインをして、朝ご飯をいただいて午前中にちょっと仮眠を取るのも良いでしょう。
アジア内であれば、タイムゾーンはあまり変わっていないので夜便で翌日早朝到着するフライトがいいように思われるかもしれませんが、機材によっては、夜眠ることができないのでちょっと辛い思いをする可能性が高いので、昼便をお勧めします。
フライトを楽しむ
これは時差ボケのアドバイスにはならないかもしれませんが、フライトそのものを楽しみにしているのであれば、ぜひともフライトを最大限に楽しんでください。
美味しい食べ物や飲み物を食べて、昼寝をして(しなくてもいいですが)、地上に出てから時差ボケの対処を考えるのでも良いと思います。
まとめ
ちなみに、「時差ボケ」を英語でいうと
Jetlag
となり、フランス語では
Le décalage horaire
となります。
目的地のホテルに着いた時、これらのキーワードを利用して会話をすると、ちょっと話が弾むかもしれません。
自分は「時差ボケゼロ」を目指しているわけではなく、幸せな妥協点を見つけようとしています。
とはいえ、自然に任せると時差ボケが解消するまで1週間ほどかかり、慣れた頃にはもう帰国、というパターンも結構ありますが・・・^^;
あなたは、旅先での時差ボケ対策はどのようにしていますか?
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