LATAMグループの予約システムがSabreに統合
ワンワールドメンバーであるLATAM航空グループですが、その中には
・LATAMチリ航空(LA)
・LATAMブラジル航空(JJ)
・LATAMアルヘンティナ(4M)
・LATAMコロンビア(4C)
・LATAMペルー(LP)
・LATAMパラグアイ(PZ)
・LATAMエクアドル(XL)
という航空会社が入っています。
今回、このLATAMグループで採用される基幹システム(GDS)がSabreに完全移行することになったので、その移行に伴う影響などを調べてみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
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移行スケジュール
移行作業は2015年から始まっていたので、足掛け3年の大きなプロジェクトになります。
上記グループ会社のシステム統合が徐々に行われていたのですが、2018/2/2にまずPZのシステムが完全にSabreへ移行し、PZ便名がなくなりました。
同じく2/2にJJの販売システムがSabreへ移行します。
最終的な移行は、2018/5/11に完了します。
JJはもともとスターアライアンスメンバーだった
もともとJJは、LAと合併する前はTAM航空という名前で、スターアライアンスメンバーでした。
そして、基幹システム(GDS)はAmadeusを利用していました。
LAと合併する際に名前は変わったんですが、便名やシステムはそのまま既存のものを利用しており、今回最後まで残っていたのですが、移行に伴いJJ便名のフライトが姿を消すことになります。
今回の移行で変わること
今まで、LAとJJはそれぞれ独立して存在していたんですが、今回の完全移行でJJ便がなくなり、LA便に統一されます。
これにより、もともとJJフライトに搭乗する時よりもLAフライトに搭乗した時の方がより多くのマイレージを獲得できていたワンワールドメンバー各社のマイレージプログラムが、JJ便がLA便に統一されることでJJフライトもLAフライトと同様のマイレージ積算率となリます。
また、チェックインができるようになるのがこれまでの72時間前から48時間前になります。
マイレージに関してですが、これまでは
・LA : LATAM Pass
・JJ : MultiPlus
という感じで分かれていたのがシステム統合後はLATAM Passに統一され、従来通りMultiPlusへ移行可能となるようです。
まとめ
これで、ワンワールド内のGDSシェアは、
・Sabre : 2社(AA, LA)
・Amadeus : 10社(BA, AY, IB, QF, QR, MH, JL, CX, UL, RJ)
・OPENJAW(ITA) : 1社(S7)
となりました。
Amadeusを利用している航空会社が大半を占めますが、まだまだ謎の多いLAについて、もう少し研究をする必要がありそうです。
COMMENTS & TRACKBACKS
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もう少し日本にいる日本人に有益な情報を希望します。
コメントありがとうございます^^;
色々と情報発信できるようアンテナを広げていきます。