LXRがフランス初上陸

ヒルトンは、パリ中心部に新たなラグジュアリーホテル「Sax Paris, LXR Hotels & Resorts」をオープンしました。
特徴的なデザイン要素としては、200枚以上の鏡とバカラ製のシャンデリアが煌めくロビー「The Galerie」、そしてかつての「République Française(フランス共和国)」の象徴をストリートアーティストStoが再解釈したレストランの天井画などが挙げられます。
ホテル概要
このホテルは、ヒルトンの最上級ブランド「LXR Hotels & Resorts」のヨーロッパ初の旗艦施設となります。
LXRブランドはもともと2000年代初頭、ブラックストーン・グループがウィンダム・インターナショナルを買収した際に誕生しましたが、2007年にブラックストーンがヒルトンを買収した後、多くの施設はヒルトンブランドへと転換され、ブランドは一時休止となっていました。
その後2018年に再始動し、ロンドンの「The Biltmore Mayfair」が初期の加盟ホテルの一つとして知られています。
ただし、同ホテルは昨年LXRを離脱しており、これまでヨーロッパ地域におけるLXRの存在は不在の状態が続いていました。
今後、イタリアの「グランド ホテル ガルドーネ(Grand Hotel Gardone)」が2026年にLXRブランドに加わる予定ですが、Sax Parisの開業はLXRブランドにとってパリ初、そしてヨーロッパにおける実質的な復帰第一号となります。
LXRブランドは、ヒルトンの他ブランド(コンラッドやウォルドーフ・アストリア)とは異なり、独立性を重視したラグジュアリーコレクションで、個性豊かなホテルがそれぞれの地域の文化や歴史を反映した体験を提供するのが特徴です。
まとめ
パリという観光・ビジネスの中心地での展開は、LXRブランドにとっても、ヒルトン全体にとっても戦略的な意味を持ち、今後のヨーロッパでのさらなる拡大の足掛かりとなるでしょう。
このLXRはパリ7区にありますが、7区にはアコーのホテルはありません。
パリ全区制覇動画でパリ7区を紹介する際、このLXRに宿泊してみるのも一つ、アリかもしれません。
パリ7区には、世界最初の百貨店といわれているボン・マルシェ百貨店(Le Bon Marché)があります。