マリオットがテレワークのための定額プラン「Work from Anywhere」を発表
日本ではGo Toキャンペーンによってホテルが満室となるケースもあるようですが、世界においてはそうでもないようです。
宿泊客数の減少に直面し、多くのホテルチェーンが客室をワークスペースに改装し始めました。
マリオット・インターナショナル・グループは、ロイヤルティプログラム「Marriott Bonvoy」会員専用の「Work from Anywhere」プランを発表しました。
このプランについて、紹介したいと思います。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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プラン概要
自宅で仕事をすると、プライベートと仕事の間の境界線が曖昧になり、気が散って仕事が思うように進まない時もあるでしょう。
そんな時のために今回マリオットが発表したプランは、デイパス(Day pass)、ステイパス(Stay pass)、プレイパス(Play pass)の3つのパッケージです。
デイパスパッケージは、北米の主要都市、ロンドン、シンガポール、香港の一部のホテルで提供されており、その後、ヨーロッパ、中東、ラテンアメリカでの展開が予定されています。
午前6時から午後6時まで部屋を利用可能で、高速Wi-Fi、快適な椅子付きの広々としたデスク、近くにある多数のコンセント、食事と飲み物など、仕事に必要なものがすべて揃っています。
また、プリンター、ファックス、スキャナーなどのビジネス設備も利用できます。
マリオット上級会員の人は、無料の軽食とラウンジも利用できます。
世界中の約2,000軒のホテルで利用できるステイパスパッケージは、アーリーチェックインとレイトチェックアウトが可能なデイパスの特典に、1泊分の滞在を加えたものです。ホテルのアメニティと、無料の朝食、夜には無料のカクテルも楽しめます。
バリやベニス、フロリダやカリフォルニア、マラベラやテネリフェなどのリゾートや高級ホテルでもプレイパスパッケージを提供しています。
宿泊場合にはオフィススペース、ビジネスコンシェルジュ、子どものためのアクティビティ、家族全員のための体験などの特典も用意されています。
自宅が仕事から離れないように感じられるようになってきた人のために、マリオットが手助けをしてくれるかもしれません。
まとめ
日本においてはまだこのプランの展開はありませんが、いずれ出てくると思います。
他聞に漏れずマリオットも、今年のこの状況で世界中の旅行が冷え込んでいるため、新たな収益源を必要としています。
マリオットは2020年4月から6月の間に、2億3400万ドルの損失を出したそうです。
また本来支払いするべきものを滞納しているため、契約も解除となっているのは先日記事でお伝えした通りです。
他のホテルチェーンも、「Work from hotel」的なプランを発表していますが、残念ながらステータス獲得維持のための実績は付かないようです。
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