マリオットとスターウッドSPGのポイントプログラム統合(2018年8月1日から順次)
2016年に統合を発表して以来、別々のポイントプログラムで続いてきたマリオットとスターウッド・SPGのポイントプログラムが、いよいよ統合されます。
自分はハイアット修行を行っているので宿泊数などについてはあまり影響がありませんが、とても効率の良いポイント交換先だったスターポイントはどうなるのか?
上級会員になるための宿泊数などは詳しい方に任せるとして、個人的に気になる部分を中心に紹介したいと思います。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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マリオットの最新情報発表
現在のそれぞれのホテルチェーンのポイントプログラムは2019年に統合され、新しく一つのポイントプログラムとして生まれ変わります。
その前に、2018年8月から変更となる部分で主なところは以下のものです。
・スターウッド系列のホテルに宿泊しても、マリオットのポイントの獲得および交換できるようになります
・2018年8月前にSPGのライフタイムプラチナ会員になっていた場合は、統合後もライフタイム会員として特典を享受できます
・2019年から、特典宿泊の必要ポイント数がピークシーズン/オフシーズンで変わってきます
上記変更の詳細は、マリオットの公式ページに記載があります。
上級会員になるための宿泊数やライフタイム上級会員になるための必要泊数については、以下のページをどうぞ。
https://members.marriott.com/ja-jp/最新情報-マリオット/
プラチナチャレンジは?
マリオットのプラチナチャレンジをされている方もいると思います。
7月までにプラチナ会員であれば、8月以降はプラチナプレミア会員として扱われ、75%のボーナスポイント獲得や無料の朝食、ラウンジの利用ができるようになります。
(無料の朝食、ラウンジの利用はプラチナエリート会員でも受けられる特典です)
チャレンジ中の人はどうなるかについて詳細はまだ不明ですが、上記基準から行くと7月中に必要な9滞在をする必要がありそうです。
トラベルパッケージはどうなるの?
公式ページには記載がなかったので、電話で聞いてみました。
トラベルパッケージは引き続き継続されます。
航空会社毎に獲得できるマイレージ数は異なりますが、8月以降もその数字に変更はありません。
ただし、将来的に獲得できるマイレージ数及び航空会社に関しては変更の可能性があるそうなので、引き続きチェックをする必要がありそうです。
SPGはこう変わります
SPGプラチナ会員になるためには25滞在または50泊が必要でしたが、統合後はプラチナ会員が細かく分かれて、
ステータスレベル | 条件 |
---|---|
プラチナエリート | 50~74泊/年 |
プラチナプレミアエリート | 75~99泊/年 |
プラチナプレミアエリート アンバサダー | 100泊/年 + 対象となる利用金額USD20,000 |
なお、2018年7月時点で100泊達成のプラチナプリファードゲストの方は、統合後はプラチナプレミアエリート アンバサダーとなります。
また、統合される側のスターポイントですが、こんな記述がありました。
8月にスターポイントはポイントへと自動的に変換されます。変換は一括で行われ、ポイント数はスターポイント残高の3倍になります。
統合後は、USD1毎にマリオットのポイントを10ポイント獲得できるようになります。
(ゴールド会員は12.5ポイント、プラチナ会員は15ポイント獲得できます)
航空会社への交換はどうなるの?
基本的には、新しいポイント3ポイントで、航空会社のマイレージ1マイルへ交換ができます。
スターポイントの大きな魅力である1 : 1.25での交換できるシステムは、60,000ポイントを交換する毎にボーナスの15,000ポイントが加算されて航空会社の25,000マイルとして移行されるようになります。
SPGへ電話で確認しましたが、2018年8月以降は交換基準はすべてこの基準で統一されるとのことでした。
交換比率も、現行SPGの比率が継続されるそうです。
交換できる航空会社は、今までマリオットポイントから移行できていた航空会社 + 今までSPGから移行できていた航空会社となる見込みで、今までSPGからは移行できなかったカンタス航空(QF)やターキッシュエアラインズ(TK)へも移行できるようになります。
特にTKへ移行できるのは楽しみですね。
ターキッシュ エアラインズ(TK)のマイレージをお得に使おう
また、現在ゴールド会員である場合には統合後もゴールド会員として扱われます。
統合後のゴールド会員だと残念ながら無料での朝食が付きません。
ただ、マリオットゴールド会員は統合後はプラチナ会員として扱われるようです。
(後述するように、ずっと続くかはまだ不明です)
なので、移行前にSPGアメックスカードなどでSPGゴールド会員である場合には、マリオットへのゴールド会員へのステータスマッチを忘れずにしておきましょう。
また、エミレーツ航空(EK)のユアワールドリワードや中国東方航空(MU)のイースタンエクスプローラーリワードの特典は引き続き継続されます。
SPGの変更点についての最新情報はこちらです。
https://members.marriott.com/ja-jp/最新情報-spg/
SPGアメックスでゴールドメンバーになっていた場合には
SPGアメックスカードを持っていれば、SPGのゴールド会員となり、マリオットのゴールド会員となることができます。
上記表によると、ゴールド会員は2018年以降プラチナエリート会員として扱われるようです。
ただ、SPGアメックスカードを利用してマリオットゴールド会員になった人は8月以降はプラチナなのか?についてはまだ不明です。
SPGアメックスカードに関するページは以下のページですが、こちらも2018年8月から特典が変更となるようです。
http://credit-cards.marriott.com/ja/starwood-preferred-guest-jp
2018年8月1日から、クレジットカードの利用JPY100毎に3ポイント、マリオットのポイントを獲得できるようになります。
なので、航空会社のマイレージへ交換する比率も、獲得できるポイント及びボーナスポイントが単純に3倍になったので変更はありません。
年1回の無料宿泊も、マリオット系列のホテルでも利用できるようになります。
また、移行後はマリオットのゴールド会員として扱われるようです。
詳細は、こちらのページをどうぞ。
https://www.americanexpress.com/content/dam/amex/jp/benefits/starwood-preferred-guest-card/Benefitslist_SPG_20180410.pdf
まとめ
SPGアメックスで獲得できるポイントがJPY100で3ポイントになってもこれまで通りの1 : 1.25の比率で交換できるというのは安心しました。
これまで通り、使い勝手のよいクレジットカードではありそうです。
なお、日本のマリオットコールセンターへ何回か電話をしたのですがスタッフのレベルにはかなり差があって
・何を聞いても「わかりません」の一点張りの人
・ちゃんと答えてくれる人
がいました。
ちゃんと答えてくれる人にあたるまで、ちょっと電話をし続けなければいけないかもしれません^^;
セミナーやります
これらの統合に伴い、SPGアメックスカードの使い方もだいぶ変わってくると思います。
そのままポイントを航空会社のマイレージに移行した方がお得なのか?
トラベルパッケージの方がお得なのか?
今後のマイレージプログラム獲得方針の変更を迫られている方もいらっしゃるかもしれません。
新しいポイント制度の中で、
・SPGアメックスカードとどのように付き合って行ったらいいのか?
・貯めたポイントをどのマイレージに、どうやって移行するのが一番お得なのか?
・特典宿泊としてポイントを利用する場合は、どう利用するのが一番お得なのか?
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