マレーシア航空(MH)のボーイング B737MAX ライフラットビジネスクラスシート

マレーシア航空(MH)は、ボーイング B737 MAX 10型機に導入予定の新しい1-1配列のフルフラット・ビジネスクラスシートを公開しました。
アメリカン航空(AA)がA321型機の大陸横断ファーストクラスで採用している仕様に類似しています。
MHは2030年までに737 MAX 8およびMAX 10型機を合計55機運用する予定ですが、MAX 10はまだ型式証明を取得していません。
さらに、2025年11月からブリスベン(BNE)へのフライトを再開することも正式に発表され、アジア太平洋路線における運航頻度も増加します。
MHは最近、今後導入予定のボーイング737-10型機向けにフルフラット・ビジネスクラスシートを発表しました。
これは、ナローボディ機(単通路)にとって画期的なアップグレードであり、アジア域内の短・中距離路線にワイドボディ機並みの快適性をもたらす大きな一歩です。
これまで最大でもリクライニングシート程度しかなかったアジア域内の地域路線が、まもなくフルフラットベッドで快適に移動できるようになります。
さらに、例えばそのままA330neoでメルボルンまで長距離移動するといった乗り継ぎのある旅程でも、ナローボディ機かどうかに関わらず、シームレスで快適な旅が実現できるようになります。
ターキッシュエアラインズ(TK)は、ヨーロッパや中東の短距離路線でもワイドボディ機でフルフラットシートを運航することがあります。
シンガポール航空(SQ)は、東南アジアの一部路線で、737 MAX 8型機にフルフラット座席を導入。
カタール航空(QR)も、中東地域の短距離路線にQsuiteを装備したワイドボディ機を使用することがあります。
それでも、大多数の短距離ビジネスクラスは今なおリクライナー止まりです。
その理由は、コスト・座席スペース・路線の採算性がネックになっているため。
多くの航空会社はナローボディ機にプレミアム座席を導入するのに慎重です。
ナローボディ機の飛行距離が延び、プレミアム客の期待値が高まる中、MHは更に路線の拡充を行います。
ブリスベン(BNE)便の再開は2025/11/29からとなり、シドニー(SYD)やメルボルン(MEL)への便数増加とあわせて、観光客・ビジネス客の双方の需要に応える形です。
加えて、オーストラリア・ニュージーランド路線の一部では、新型機材エアバス A330neoも投入予定で、より高い快適性、燃費効率、最新の機内設備を提供します。
MHにとってオーストラリアは主要な国際市場の一つであり、双方からの需要が拡大しています。
また、MHはSYD、MEL、オークランド(AKL)、スラバヤ(SUB)、プーケット(HKT)、トリヴァンドラム(TRV)などを含むアジア太平洋地域の各都市への便数も増加させています。
まとめ
1-1の配列は、いいですね。
MHは遅れさえなければ、コストパフォーマンスの良い航空会社としてサービスには目を瞑って修行に使うことができるのですが、別切りが多い自分にとっては大幅な遅延は致命的。
Malaysian Hospitalityを標榜するのであれば、この遅延をまず解消してもらいたいです。