マレーシア航空(MH)のビジネスクラスアップグレードオークション
PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
マレーシア航空(MH)は、エコノミークラスの座席を予約した後、エティハド航空(EY)やヴァージン・オーストラリア(VA)などと同様、ビジネスクラスへのアップグレードをオークション形式で入札できるということをご存知でしたか?
JGC修行でMHを使う機会がある方は多いかもしれないし、自分も今後のBA修行でもしかしたら使うかもしれないので、紹介しますね。
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アップグレードの方法
MHのアップグレード入札は、
MHUpgrade
といい、出発日の48時間前まで入札可能です。
こちらのリンクから、予約番号と姓を入力してログインします。
そこで、自分が入札したい金額を入札します。
入札するだけであればお金はかからず、落札できた場合には出発の48時間前にMHから連絡が来ます。
この時点で、自分が入札した金額を支払うことになります。
アップグレードに関する条件
このアップグレードですが、利用するには以下のような制限があります。
ちょっと注意が必要ですね。
- 幼児(INF)がいる場合、アップグレード入札不可
- 座席指定はできない場合がある
- アップグレードが成功した後のキャンセル返金不可
入札額にも「相場」がある
オークション形式ですから、できるだけ安い価格でビジネスクラスへのアップグレードを獲得したいですよね。
実は、方面によって落札金額にも「相場」があるようです。
例えば、
・KUL – BKK -> USD65
・KUL – ICN -> EUR120
という感じで。
これはあくまで「相場」なので、もちろん価格は前後します。
でも、KUL – BKKの間をUSD65でアップグレードできたら、かなりいい感じですよね。
修行がちょっと楽になりそうです。
MHでは更に、当日空きがあった場合には固定の価格でアップグレードをしてくれるようです。
※こちらはちょっと高いです
まとめ
アップグレードも、自分が提示した価格で入札することができたら、思わぬ安値でビジネスクラスに乗れるかもしれないですよね!
ただ、一つ気がかりなことがあります。
MHは現在、自社の予約システムとしてSabreを利用しています。
ただ、2017年中にアマデウスへシステムを移行することになっています。
マレーシア航空(MH)・アマデウスへのシステム移行に伴う改悪
オークション形式でアップグレードを行っているEYやVA、ニュージーランド航空(NZ)は、いずれもSabreを採用している航空会社です。
アマデウスを採用している航空会社で、他にオークションシステムを採用している航空会社は
・モーリシャス航空(MK)
・アヴィアンカ航空(AV)
・オーストリア航空(OS)
・ブリュッセル航空(SN)
・チェコ航空(OK)
・ガルーダ・インドネシア航空(GA)
・アイスランド航空(FI)
・KLMオランダ航空(KL)
・LOTポーランド航空(LO)
・ルフトハンザドイツ航空(LH)
・マレーシア航空(MH)
・カンタス航空(QF)
・スリランカ航空(UL)
・TAPポルトガル航空(TP)
・シンガポール航空(SQ)
・キャセイパシフィック航空(CX)
です。
個人的にはなかなかいい制度だなと思っているので、アマデウス移行後もぜひ、続けて欲しいですね。
ちなみに、EYのビジネスクラスアップグレードについては、自分のドバイ師匠であるOllieさんのブログに詳細があります。
ぜひご覧ください 🙂
アップグレードオファーが来た!エティハド航空より快適な空の旅へのご招待
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