マレーシア航空(MH)の新しいマイレージプログラム
ワンワールドメンバーであるマレーシア航空(MH)のマイレージプログラムが、2021年4月から変わります。
MHも、利用した金額をベースにステータスの獲得ポイントが計算されます。
ステータスが有利に獲得できるようになったのか?
変更の内容について、紹介したいと思います。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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変更概要
今回の変更ですが、移動距離 x 積算率での獲得マイレージによる計算ではなく、利用した金額をベースにステータスの獲得ポイントが計算されるようになります。
名称も、Enrich Pointsとなりますが、フライトによってステータス獲得用のポイントと特典航空券用のポイントをそれぞれ獲得できるようになります。
特典航空券用のポイント
現行のEnrich MilesがEnrich Pointsとなり、1 : 1の割合で移行されます。
今後は、MHおよびグループ会社のフライトについてはMYR1あたり1ポイント獲得できるようになります。
ワンワールドメンバーのフライトに関してはこれまで通り、移動距離 x 積算率の計算方式でEnrich Pointsが獲得できます。
航空券の支払いをCash + Pointで行った場合、Cashで支払った部分について、Enrich Pointsが貯まります。
ステータス用のポイント
現行のステータスマイル、ステータス区間に代わり、エリートポイント(Elite Points)という概念になります。
獲得できるエリートポイント数は、移動距離をベースとしたゾーンおよびキャビンクラスによって変わってきます。
獲得チャートは、こちらです。
そして、各ステータスに必要なポイントは、以下の通りです。
ステータス | ポイント |
---|---|
Silver(ワンワールドルビー) | 30 |
Gold(ワンワールドサファイア) | 60 |
Platinum(ワンワールドエメラルド) | 100 |
つまり、ワンワールドエメラルドステータスを獲得しようと思ったら、東京(TYO)からクアラルンプール(KUL)で乗り換えのロンドンヒースロー(LHR)のビジネスクラスを4往復半すれば良いことになります。
MHのビジネスクラスでTYOからLHRへの往復航空券を購入する場合には、安くてもJPY250,000はするのでワンワールドエメラルドステータスを獲得するのにJPY1,000,000以上かかることになります^^;
まとめ
新しいマイレージプログラムは、MHの言う”making every travel experience even more worthwhile”には程遠いものとなるようです・・・^^;
なお、変更の詳細はこちらの公式ページをご覧ください。
https://www.malaysiaairlines.com/my/en/enrich/news-promotions/new-enrich/loyalty-programme.html
少し前のステータスチャレンジで、MHのエメラルドステータスが残っている方もいらっしゃるかもしれません。
これからは、MHでステータスを維持するのがちょっと難しくなるかもしれませんね。
個人的にはワンワールドのステータスはエメラルドまで取得するべき、と思っているのですが、MHでの取得はしなくても良さそうです^^;
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