実録・日本帰国時の空港におけるPCR検査(2020年7月)
2020年7月、トルコへ仕事へ行った後日本へ戻ってきました。
Business Class Review : ターキッシュエアラインズ(TK) TK198 イスタンブール(IST) – 羽田(HND) ボーイング B787-9
2020年7月現在、海外から日本へ戻ってきた場合には、(一部の例外を除いて)PCR検査を受ける必要があります。
PCR検査はどのようなものなのか、どのくらい時間がかかるのか。
帰国した空港は羽田(HND)だったのですが、HNDで行われるPCR検査はどのようなものなのか、体験したことを綴りたいと思います。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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帰国時PCR検査概要
2020年7月現在実施されている帰国時のPCR検査ですが、実施概要は以下の通りです。
・入管法に基づく「入国制限対象地域」に滞在歴のある人に対してPCR検査を実施
検査の対象となる国・地域や検査の方法など詳細については、厚生労働省の公式ページをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00098.html
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000645427.pdf
このリストを見る限り、例えばタンザニアから帰国したような場合には検査をしなくてもよいことになりますね。
そして、検査実施後結果が出るまでは、
・空港内のスペース
・検疫所長が指定した施設(空港近くのホテル)
で結果を待つことになります。
ただし例外があって、公共交通機関を使わずに自宅へ帰ることができる場合(家の人が車で迎えに来てくれるなど)には自宅で結果を待つことができます。
なお、検査に対する費用はかかりません。
検査結果が陽性の場合
結果が陽性の場合、すぐに連絡が来て病院に隔離されることになります。
検査結果が陰性の場合
結果が陰性の場合、入国した日を0日目とし、そこから起算して14日間は自宅または自分で確保したホテルなどで待機することが要請されています。
その間、公共交通機関(不特定多数が利用する電車、バス、タクシー、国内線の飛行機、旅客船など)は使用できません。
検疫所長が指定した施設で待機していた場合は、到着した空港までのバスが手配されています。
空港から自宅・ホテルへ移動する場合も、公共交通機関は利用できません。
PARが体験したPCR検査
それでは実際に、自分が体験した検査の実態をお伝えします。
TK機内にて
HND行の機内で、こんな紙を渡されました。
必要事項を全て記入して、入国の際に利用します。
飛行機自体は予定より40分くらい早く着きましたが、検疫所の準備があるそうで、機内で20分くらい待たされました。
HND到着時
検疫所の準備ができ、飛行機から降ります。
検査の説明および検査をする場所は、搭乗ゲートでした。
自分のフライトの搭乗客は、144番ゲートで説明を受けました。
まず、そのフライトに乗っていた人が皆揃ったら、入国・検査に関する説明が開始されます。
写真や動画の撮影はしないでください、と言われました。
検査の順番
皆が揃い、説明が始まります。
基本的には、上記の通りのことを一通り説明されます。
条件を満たせば自宅で待つことができます。
日本帰国から2日過ぎて連絡がない場合は陰性と考えてもらって問題ありません、と言われました。
検査を受ける順番ですが、
・小さな子ども連れの家族
・自宅待機を希望する人
・空港または指定施設で結果を待つ人
の順番に検査が実施されます。
ビジネスクラスに搭乗していた人が優先とか、上級会員が優先とか、そんなことはありません。
ただ、受付の机が近いところに座って説明を受けることができれば、早く受付をしてもらえるでしょう。
検査
説明が終わり、検査を行う場所へ移動します。
自分が検査を受けた場所は、搭乗ゲート141番付近。
綿棒を鼻に入れ、5秒くらいグリグリされます。
その後、機内で書いた申告書を係の方に渡して、その場で待機もしくは自宅へ帰ることになります。
自分の場合は予めハイヤーを手配して自宅に帰ることにしていました。
検査には時間がかかるかなと思い、遅めの時間に空港に迎えに来てもらうようにしていたのですが思ったよりも早く出られそうだったのでハイヤー会社に電話をして、お迎えの時間を時間を早めてもらえました。
(ハイヤー会社によっては、柔軟に対応してくれるようです)
なお、検査場を出ることができるのはお迎えの時間の1時間前からとなります。
検査場を出る際、トップページにあるようなピンクの紙を渡されます。
荷物を受け取って到着口へ行くまでの間に、係の人に見せなければいけません。
荷物を受け取り、ハイヤー乗り場へ向かいます。
飛行機を降りてから空港を出るまでの所要時間は、だいたい1時間30分くらいでした。
まとめ
検査結果ですが、自分の場合は、検査をしてから3日目にメールで陰性の連絡が来ました。
2日経過しても何も連絡がなかったので安心はしてましたが、その間はちょっとドキドキしてました。
帰国後14日間は、LINEまたは電話で、今の状態を聞かれるので答えなければいけません。
電話の場合は、出るまで何回もかかってきます。
しかも、10分おきとか、そんな間隔で^^;
また自動音声の電話ですが、「はい」または「いいえ」と喋らなければいけません。
LINEを利用して、厚生労働省とお友達になった方が便利かもしれませんね。
なお、上記の国・地域以外から帰国した場合にも、国・地域、また国籍や入国目的を問わず14日間の自主隔離が必要となります。
14日間の隔離期間がなかなか大変ですが、今現在も海外へ行くことは可能です。
隔離を実施していない国もあるので、今後自分はそういった国々で仕事を生み出すようにします。
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