カタール航空(QR)の次の一手
カタール航空(QR)は2017年にサウジアラビアやUAEなどと国交断交して以来、路線を縮小するどころかどんどん拡大し、世界各地の結構小さめの場所まで色々なところへ就航するようになりました。
この戦略がどうなるのかはわかりませんが、QRはさらに次の一手を打ち始めています。
その戦略について、少し考えてみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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次はインド!
QRの中長期的な次の目標として、
インド国内市場の獲得
というものがあるようです。
人口の多い国ですから、これからも成長が見込めるのは間違いということで新しく会社を設立し、LCCではなくフルサービスキャリアとしてインド国内のフライトを行う計画ですが、今のところインド政府から承認が下りていません。
当初はQRが100%出資の会社を設立する予定が、「外資は49%まで」というルールにより思うように計画が進んでいないようです。
会社の所有者はいかなる場合もインド人、だそうです。
そのためQRが目をつけたのが、インド国内に就航しているLCCのIndiGo(6E)です。
ここに直接出資をするか、6Eとジョイントベンチャーのような形で新しく会社を設立するか、といったことを考えているようです。
果たして、QRの戦略はうまく行くんでしょうか?
まとめ
最近中東に足を運ぶことが多くなり、UAEやカタールは自国民より外国人の数の方が多い、ということを耳にしました。
建設現場やタクシーで働く仕事において、特にインド人やパキスタン人の労働者が多いそうです。
そのためインド国内隅々に就航している6Eと提携を強化していきたいようですね。
ちなみに、ドーハ(DOH)からムンバイ(BOM)までは2018年9月現在、あまり長い距離ではありませんがビジネスクラスにおいて「Q Suite」の設定がされた機材で運航されています。
カタール航空(QR)のビジネスクラス「QSuite」が就航している路線まとめ(2019年、東京にもやって来る!)
自分はこの路線に2019年3月に搭乗してきます!
QRがインド市場を重要視している証拠かな、とも思っていますが、6Eではなくエアインディア(AI)と提携をする可能性もあるそうで、アライアンスを超えての提携がまた誕生するかもしれません。
いずれにしても、Q Suiteと共にQRの動向には注目していきたいと思います。
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