カタール航空(QR)とヴァージン・オーストラリア(VA)が相互提携開始

カタール航空(QR)とヴァージン・オーストラリア(VA)が相互提携開始

ヴァージン・オーストラリア(VA)とカタール航空(QR)は提携を結ぶことになりました。
 
これは結構予想外です。
 
なぜ「予想外」なのか?
 
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。

なぜ予想外なのか

カタール航空(QR)はワンワールドに加盟しており、CEOはワンワールドの現会長であり、VAのライバルであるカンタス航空(QF)がワンワールドに加盟していて、事実上のパートナーです。
 
ですが、QFはエミレーツ航空(EK)と10年来のジョイントベンチャーを行っており、QFとキャセイパシフィック航空(CX)のように、アライアンス内で競合、ということは結構あります。
 
ワンワールドメンバーがある国のライバル社と提携をするという、ある意味掟破りなことをQRはしてのけた訳です。
 
日本でいうと、QRが全日空(NH)と提携を行うようなもんですね。
 
これは驚きです。

提携内容

VAの他の国際線パートナーには、シンガポール航空(SQ)、ユナイテッド航空(UA)、エア・カナダ(AC)、エティハド航空(EY)が含まれています。
 
この提携は2022年7月以降開始される予定です。
 
QRとVAは、コードシェア協定を締結し、両社のネットワークを拡大することで、より快適な旅行を実現します。
 
QR便名はVAの全便に表示されます。
 
例えば、QRでロンドンからブリスベンまで移動し、VAでブリスベン – ケアンズ間のフライトにシームレスに乗り継ぎ、すべて同じ予約で利用することが可能になります。
 
同様に、QRの世界140都市以上へのフライトにはVA便名が付与され、VAの旅行者は1枚の航空券でメルボルンからマドリードまで移動することができます。
 
マイレージプログラムは、どちらの航空会社を利用しても、ベロシティ・ポイントとAviosのどちらを獲得するかを選択することができるようになり、予約時にどちらの特典プログラムの会員か入力することができます。
 
VAのベロシティ・ステータス・クレジットとQRのプリビレッジクラブQポイントも同様に適用される予定です。
 
つまり、VAに搭乗してQRのAviosがQポイントが貯まるようになり、それはブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のAviosまで移行できるようになります。
 
VAのベロシティポイントをQsuiteのフライトに交換できるようになります。
 
VA/QRのマイレージプログラム最上級会員は、相互の航空会社のラウンジも利用できます。
 
QRの場合、プリビレッジクラブのゴールドおよびプラチナ会員は、VAのラウンジをオーストラリア国内線のフライトの際に利用することが可能です。
 
VAの上級会員は、QR搭乗時にQRの招待ラウンジへ入ることができますが、ドーハ空港(DOH)においてはワンワールドメンバー向けのラウンジに入ることができます。
 
ベロシティ・シルバー = プリビレッジクラブ・シルバー
ベロシティゴールド = プリビレッジクラブゴールド
ベロシティ・プラチナ = プリビレッジ・クラブ・プラチナ
 
という感じです。
 
2020年、QRはVA上級会員をターゲットに、プリビレッジクラブへのステータスマッチを行いました。
 
このキャンペーンは大成功を収め、多くのVA上級会員がプリビレッジクラブのゴールドとプラチナに生まれ変わったと伝えられています。

QFの反応

では、カンタス航空(QF)はこの件についてどう考えているのでしょうか。
 
同じワンワールドメンバーということで、特にマイナスの扱いはないようです。
 
むしろQFは、EKとの提携を強固にするでしょう。

EYの反応

VAの長年のパートナーであるエティハド航空(EY)は、どのように考えているのでしょうか。
 
VAとの関係に変更はないそうです。
 
エティハド・ゲストとベロシティ会員には何の変更もなく、引き続き世界各地の相互レベル特典とラウンジの利用が可能です。
 
実際、前CEOの時代、EYはVAの主要投資家として21%の株式を保有していましたが、ヴァージンが2020年に行政処分を受け、その後ベインキャピタルに買収されたため、EYの株式的優位性はなくなりました。
 
2022年6月には、EYのシドニー(SYD)便がボーイング B777にアップグレードされ、需要が増え続ける中、より多くの座席を提供する予定です。
 
また、2023年以降に導入予定のボーイング B787-9型機では、ビジネススタジオを進化させたスイートルームが導入される予定です。

まとめ

中東キャリアと世界各地の提携はどんどん増えています。
 
エア・カナダ(AC)は中東キャリアとの提携を深め、QRもEKに負けじとどんどん提携を強めています。
 
ヨーロッパへ行くのに日本発のフライトはロシア上空を飛行しないため、南回りにせざるを得ないという事情もあり、中東キャリアはますます強氣になっています。
 
航空券代金にもそれが反映されています。
 
JPY200,000以下でヨーロッパ <-> アジアのビジネスクラス往復が販売されている、という時代が懐かしいですね。

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