アコーグループのラッフルズ・ホテルズ&リゾーツは、サウジアラビア・NEOMのトロジェナ・デスティネーションにプロパティをオープンする計画を発表しました。
　
NEOMのトロジェナ・デスティネーション、というあまり聞きなれない場所なので、まずはそこから調べてみます。
　
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。

NEOMとは

NEOM(ネオム)は、サウジアラビアが計画している未来志向の巨大都市開発プロジェクトです。
　
NEOMは”New Future”(新しい未来)の略で、2030年までにサウジアラビアを世界有数の経済大国にすることを目指す国家の総合的な戦略である「Vision 2030」の一環として構想されました。
　
NEOMは、独自の経済特区として設計され、エネルギー、水、バイオテクノロジー、デジタルなど、先進技術と持続可能なプラクティスを取り入れた革新的な都市を目指しています。
　
このプロジェクトでは、人工知能、ロボット工学、再生可能エネルギー、先端医療など、さまざまな分野での最先端技術の導入が計画されています。
　
NEOMは、サウジアラビアの北西部に位置し、エジプトとヨルダンにも接する地域に広がっています。
　
巨大な経済特区の中には、住宅地域、商業エリア、リゾート地、産業団地、観光地、そして最新技術を活かした研究開発施設が含まれています。

どこにオープンするのか

トロジェナは、サウジアラビアの北西部に位置し、NEOMの一年中楽しめる山岳地帯です。
　
ラッフルズ・トロジェナは2027年にオープン予定で、ゲストに山岳地帯の風景を楽しむための環状のデザインが特徴です。
　
105のゲストルームは、環状に配置され、地上階には円形のエリアと造園された庭園があり、屋根は円形のアパーチャが配置され、自然光で空間を満たします。
　
ラッフルズ・リゾートにはバトラーサービス、料理、そして目的地の芸術と文化が強調されます。
　
ラッフルズ・トロジェナは、デスティネーションを構成する六つのクラスターの一つであるディスカバー・クラスターに位置しています。
　
ディスカバー・クラスターには、露天博物館を備えた高層タワーであるディスカバリー・タワー、ピークパノラマの展望台であるオブザーバトリー、そして天体観測キャンプと天文公園であるコズミック・ゲートが含まれています。
　
ラッフルズは、パリ、ロンドン、ボストン、ドーハ、バーレーン、ウダイプル、プノンペン、シンガポール、バリ、イスタンブールなどにあります。
　
2024年の予定されているオープニングには、ジャイプール、シンガポール、サウジアラビアも含まれています。
　
他のホテルグループもトロジェナにプロパティをオープンする計画を発表しています。
　
マリオット・インターナショナルは、Wホテルを含む2つの高級プロパティをトロジェナにオープンし、アナンタラもスイートの一部にはプライベートプールがある270室のリゾートをデビューさせます。

まとめ

サウジアラビアは、2030年に向けてかなりの額を投資して自国の発展を目指しています。
　
ラッフルズは好きなホテルの一つなので、また時間を見つけて訪れたいと思います。